欲情。 桓騎(リク) ページ27
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何かが可笑しい。
激しい運動をした後のような動悸。異常に喉が渇いて、体温は上昇。それぐらいならまだ耐えられたのに、一番の問題は体の疼き。
「どうかしたのか？」
「あ、ううん…。な、何でもないよ」
隣に座る信が私の顔を覗きこんで、ほんの少し互いの肩が触れた。たったそれだけの事でも、体が欲しいと疼く。
「色気ついたガキが、人の女に手を出してんじゃねーよ」
「俺は別に…！Aが体調悪そうだから。つーか、人の女って何だよ？こいつは俺の馴染みで、それを勝手に連れて行ったのは桓騎将軍あんただろ！」
「俺はテメェと違って、ただ側で見てるのは性に合わねェ。欲しいモノはどんな手を使っても手に入れる。だからそうしたまでだ」
そうだよな？とニヤリと不敵な笑みを浮かべた桓騎将軍は、靴先で私の太股に触れてきた。抗議しようと真向かいに座る桓騎将軍を睨み付けても、涼しい表情をしていて。それが逆に腹が立つ。
過剰に体が反応してしまうのも、桓騎将軍のせい。
「疲れに効く、飲め」と手渡されたモノに、何か混ぜられていたんだ。
もっと慎重になるべきだったのに…。
優しくされたのが嬉しくて。
「…んっ…、」
ゆるゆると緩急をつけて私の太股を撫でる足先の動きに、甘い声が漏れて慌てて自分の口を手で塞いだ。
「A顔が真っ赤じゃねェか。涙まで溜めてやっぱどこか調子悪いんじゃ、」
「信っ…私…。」
心配してくれる信の腕を掴み、呼吸荒く信の名前を呼べば。ゴクリと信の喉が鳴った。
苦しい…早く楽になりたい。
沸き上がる欲を吐き出してくれるなら、相手は誰でもいいとさえ思ってしまう。
「限界みてェだな…。信、お前は外に出ていろ」
「は？何でだよ！そもそも用があるって俺をここに呼びつけたのは、」
「面白ェもん見せてやろうと思ったが、気が変わった。俺の目の前で他の男に手を出そうってのが、気に入らねェ」
「Aがこうなったのは、あんたのせいなのか？」
「俺の女をどう扱っても俺の自由。誰にも文句は言わせねェ。ここにいたけりゃ勝手にしろ。好きな女が他の男の手で乱れる姿がお望みならなァ」
小刻みに震える私の体を抱き寄せ、桓騎将軍は挑発的な眼差しで信を見つめる。机に乗せられた酒瓶やグラスを乱暴に下へと払い落とし、私の体をその場所に押し倒した。
派手な音を立て割れるグラス。
床に広がるお酒の香り。
「今、楽にしてやるよ」
グイッと顎を掴まれ、噛み付くような荒いキスを桓騎将軍は私にした。
三角関係。1 白麗×項翼(リク)→←素直になりなよ。2 輪虎(リク)
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まどか - 本編のほうのパスワードを教えてください。 (2022年8月3日 18時) (
レス) id: 424ebb80af (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ(プロフ) - 唯一無二の貴方２がみたいのでパスワードを教えて下さい。 (2022年7月30日 19時) (レス) id: 42086511e3 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - あおさん» リクエストありがとうございます。那貴は今まで書いたことないキャラです。大人な雰囲気があって格好いいですよね。余り感情を表に出さないキャラだと思いますが、主人公と二人きりだとデレてくれたら…そのギャップに萌えそうです笑。番外編で待ってくださいね！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 初めまして、コメント失礼いたします。遅ればせながらbluemoon様の作品を楽しみに日々生活させて頂いております！リクエストさせてください！大好きな那貴のお話書いていただけたらな、、と思っております！是非お時間あればお願いしたいです^_^ (2020年3月5日 1時) (レス) id: 78f704a63d (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - とりけらとぷすさん» 私も輪虎は書いていて楽しいキャラでもあります。無邪気で子供みたいな性格が可愛いなと想像しながら、毎回書かせていただきました。リクエストありがとうございます！番外編2の方でお話しを書きたいと思います。待っていてくださると嬉しいです(^-^) (2020年2月19日 21時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bluemoon
| 作成日時：2019年7月20日 9時
