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★おれの彼女！ページ5

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side : waku

Aと付き合うことになったけど、“仕事だったら”今まで通り接してもらって構わない、とは言ったものの。

『ねー、くろだ重い』
「だってそういう指示なんだもん！」

雑誌の撮影でバックハグされたり、

『これ食べたいですか〜？』
「いいじゃんひとくちちょうだいよ」

YouTubeで織山にあーん、ってしたり。

「A、今日お母さんいないから夜ご飯食べいこー」
『いいよー、何食べる？』

そうたと二人でご飯に行こうとしたり……いや、最後の仕事じゃなくね？

「ちょっとAさん」
『ん？わく、どーしたの？』

移動中、一人になったAをとっ捕まえた。

「近くない？」
『ん？』
「メンバーだからってくっつきすぎですよ、」
『そう？』

思い当たる節がない……とでも言いたげな顔で首を傾げる。

「あと今日そうたと飯行くの？」
『うん、わくも来る？』
「……行く」

いくらそうただって二人きりは嫌だし。

『もしかしてわくちゃん、ヤキモチ妬いてる？』
「そうですけど、」
『……かわいいね』
「うるせー、」

にやにやした顔をして、耳打ちをする。

『わくがいちばんだよ』
「……二番目いるんですか」
『うわ、めんどくさい彼女みたいなこと言ってる！』
「彼女はAじゃん」

そうだね、とちょっと恥ずかしそうに頬をかいた。
相変わらず、Aの照れるポイントがよくわからん。

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