序章 ページ1
ヒュゥゥーと 冬が近づいてきたことを
知らせるような風が吹く
街で出歩く人々は みな足早に
目的地へと歩いて行く
そんな中 一人の秀麗な女性…いや少女だろうか
その少女は黒い洋服に身を包み
何か大きな物を背負って一人立っていた
まるでナニカを 探すように。
少女は彼女にしか見えない物を 探しだす様に
目を光らせ 逃がさまいとしている
その目は
まるで獣のようだった
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その少女は使われなくなった あるビルの中に
移動していた
そして一言。
『面倒がかかることは嫌いです。』
こう言い 歩き始めたかと思えば
急に立ち止まり
『今出てきて下さったら
一発で終わらせてあげましょう。
時間がありませんので
五つ数えるまでに 出てきてくださると
嬉しいです』
と言いながら
自身の身長をも超える長刀をとりだした
それを一振りした途端
彼女の目の前からこの世のものとは思えない
"ナニカ"が飛び出してきた
『早めに終わらせて
私は寝たいためお手柔らかに』
彼女は美しい笑みを浮かべそう言った
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作者名:Blue | 作成日時:2021年1月22日 6時