華麗なる死闘 ページ6
「観客に最高のショーを提供するのは
エンターテイメントとして当然の事だろう？」
ピンク色の華美なブーツを履きこなす
Mettatonは完全な人間型のロボットだ。
スポットライトを全身に浴びながら
彼は手足を目まぐるしく動かし、
独学であるそのダンスを堂々と披露する。
「あぁ…君の答えはそうなんだね。
じゃあ僕は僕の答えを貫き通そう！」
Friskは腰に手を回すと、
リボルバーを取り出した。
…装備いつの間に変えたんだ！？
グリップの一番上を握ると
此方に向かって一気に駆け出したFriskは
Mettatonの繰り出す攻撃を
軽やかな身のこなしで躱していく。
着地後にMettatonに向けて挑発していくと
その度に画面端の視聴率が上昇するのが分かった。
Mettaton戦を終了させる方法は…
─視聴率を【10000】以上にする、事だ。
「Frisk！視聴率もっと上げてみて！」
「何だか分からないけど…やってみる！」
美脚を活かした足弾幕にFriskはモノともせず
リボルバーを打ち、色を変えては回避していく。
私も何か手伝える事があれば─！
そう思っているうちに
Friskが被弾してしまった。
「この攻撃…避けにくいｯ！」
Friskが被弾した攻撃は
ミラーボール型の弾幕攻撃だった。
見たところ、切り替えをせずに
攻撃を回避しているようだ。
「それ、ミラーボール撃つと
色が切り替わるから！」
「─そういうことか！」
私の声をアドバイスに、
Friskはミラーボールを的確に撃つと
迫ってくる白と青のライン色が切り替わった。
それでも何度か被弾し体力を消耗するFrisk。
何か手助けは…と鞄の中を探ると
使えそうなアイテムが出てきた。
「これで回復出来ない！？」
頭上から投げたStarfaitをキャッチするFrisk。
回復の為に使用すれば視聴率が300程上がった。
FriskとMettatonの攻防を見守る中、
ステージ上で行われていたそれが
此方側に寄ってきているのが分かった。
ターン数もそろそろ10に差し掛かる…
そんな時だった。
「Sion！衝撃に備えて！！」
─Friskがそう、大声を上げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロセ(プロフ) - はじめまして！続きを楽しみにしてます！ (2020年6月2日 23時) (
レス) id: c80b4d78c0 (このIDを非表示/違反報告)
きりにゃー - ロイヤルガードさん、タイミングう！ (2020年3月4日 1時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - 名前カタカナになってますが十六夜です！(汗) (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - いえいえ！大丈夫ですよ！仕事が忙しくこちらも返信できずすいません！時間があるたびに見に来ます！！((ｵｲ (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - 十六夜さん» 返信遅くなってしまいすみません。今時期は様々な用事がありロクに更新出来ずにいます。途中で作品を放るつもりは更々ありませんのでお時間が空いている時にでもまたいらしてください。 (2020年1月8日 18時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零ノ花 | 作成日時：2019年7月15日 14時
