場を切るような ページ20
Frisk side
「取り敢えず今必要な人は揃ったし
───始めようか。」
場所はRuins、僕らの部屋。
僕らとSionは椅子に座り、向き合っている。
「今回の騒動はSionの脱走から始まった…
これは合ってるかな？」
「…回りくどい事止めてくれない？
私が悪いのも理解してるよ。」
「…自覚ありなら一から書かなくてもいっか。」
質問形式で進めていたCharaの手が止まる。
後でSansにも同じ質問をするらしく、
双方の意見をノートに綴っていたようだ。
そのノートを破ると、
新たなページへと手を動かし始めた。
「もう単刀直入に聞こうか。
──結局Sionは何を抱えてるの？」
正面に座るSionの肩がびくりと震えた。
Charaは質問を止めようとはしない。
「僕らは君が秘密にしてる事は知らないけれど
秘密にしてるって事は知ってるよ。
今回の"これ"はそれに関係してるの？」
Charaの問いに全く答えないSion。
心なしか、服を握る手に力が込められてる気がする。
「Sansからも聞いたよ。
怒った時、人が変わったみたいだったって。
"それ"も隠してる事に関係してるんじゃないの？」
「…………い。」
俯いていたSionが聞き取れるのが
やっとなくらいの声で何かを呟いた。
「ごめん。何？聞き取れなかった…
もう一回だけ言ってくれないかな？」
聞こえなかったその言葉を聞くが為に
僕がもう一回、とお願いしたその直後。
「──"煩い"って言ってるの！！！」
Sionに僕らを殺す気があったのか、
それとも単に脅かす気だったのかは分からない。
彼女が怒鳴り立ち上がった瞬間、
パーカーのポケットから…
銀色に鈍く光ったカッターナイフを取り出していた。
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クロセ(プロフ) - はじめまして！続きを楽しみにしてます！ (2020年6月2日 23時) (
レス) id: c80b4d78c0 (このIDを非表示/違反報告)
きりにゃー - ロイヤルガードさん、タイミングう！ (2020年3月4日 1時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - 名前カタカナになってますが十六夜です！(汗) (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - いえいえ！大丈夫ですよ！仕事が忙しくこちらも返信できずすいません！時間があるたびに見に来ます！！((ｵｲ (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - 十六夜さん» 返信遅くなってしまいすみません。今時期は様々な用事がありロクに更新出来ずにいます。途中で作品を放るつもりは更々ありませんのでお時間が空いている時にでもまたいらしてください。 (2020年1月8日 18時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零ノ花 | 作成日時：2019年7月15日 14時
