Y ページ37
しばらく病室で瑞稀くんのことを見つめているとしゃくりをあげながら1人の男の子が俺の元にやってきた。
道枝：っ泣。ごめんなさい…泣。ごめん、、なさっ泣
あぁ。この子が瑞稀くんが言っていたよく構ってくる子だなと認識した。
すぐに問いただして責めたい気持ちになったけど、もう俺への返答さえままならない彼の姿に何も言えなくてなんとか
�盒供Р燭�あったか教えてくれる？
という言葉だけを捻り出した。
道枝：んっ、俺な。関西から引っ越して来て不安だった時、転校初日に怪我しちゃって保健室に行って。
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道枝side
道枝：失礼します〜。
伊野尾：おぉ、何があったん？
そう言って伊野尾先生は俺の方を振り返った。
その先生の腕の中には、、、
井上：っん泣。ハァ泣。
真っ白な顔なのに頬だけ赤く染めて泣きじゃくっている儚い男の子がいた。
それは、優斗くんと出会う少し前の瑞稀くんで。
それを見た瞬間に守りたいって気持ちが生まれたんや。
だけど、その後俺の大阪に住んでるばあちゃんが亡くなっちゃってもう一度帰省しちゃったんや。
それで戻ってきたら、
あの時の君の隣にはアンタがいた。
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道枝：も、瑞稀くんにはアンタがいるから大丈夫やって思って、、、。それなのに、瑞稀くんは1人で苦しんでて。何度も助けたいって思ったったんです。けど、そんな上手くいかんくて、話かけることしか出来んかった。
�盒供А◆◆◆◆�
それは道枝くんは、、、
道枝：今日やって優しく話しかけようとしただけやのに。俺が瑞稀くんと話してる時だけはアイツら近寄ってこおへんから…
それで話していたのに、彼はヒートアップしてつい相手を煽ってしまった。
道枝：俺のせいで瑞稀くんはこんな…泣。
その話を聞いた俺の心に怒りはもうなかった。
�盒供Г△蠅�とう。俺が居れないとき、君がずっと側にいてくれたんだね。
道枝：んっ泣。
道枝くんはずっと泣きながら首を縦に振っていた。
あんなに弱くてひとりぼっちだった瑞稀くんはいつの日か自然に誰かが手を差し伸ばしてくれるような存在になっていた。
�盒供Г海鵑覆砲�わいくて守りたくなるのも瑞稀くんの特権だね。
道枝くんが去ったあと、俺は君の頭を優しく撫でた。
心なしか君の口角が上がったような気がして
嬉しくなった。
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あおいろ(プロフ) - 標さん» ありがとうございます！ゆとみずの話少ないですよね…私も結構マイナーなペアのお話好きなので更新頑張ります！ (2020年5月25日 22時) (
レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
標(プロフ) - ゆとみずのお話少ないので読めて嬉しいです！応援してます(*^^*) (2020年5月25日 13時) (レス) id: 6f35936fe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいろ | 作成日時：2020年5月21日 17時
