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変なやつにあった。
俺の全てをわかっているような目で見てくるあいつ。
〈嶺亜くーん！！克樹先輩と付き合ってるって本当ですか〜？〉
〈今日も生徒会の姫はかわいいですね〜！〉
〈嶺亜くん見てると女でいることが罪だって思うよね。〉
次の日ふらつく足でいつもの通り学校に行こうとすると校門がものすごく騒がしかった。
時計を見れば、、、
井上：あー！
生徒会が登校してくる時間にドンピシャであってしまった。
生徒会はあんなことになる前からずっと苦手だ。
きゃーきゃー好みでもない女に叫ばれて嬉しそうに答える彼らの姿は滑稽以外の何者でもなかったからだ。
井上：あんなんで嬉しいのかよ。
でも、これ以上ここにいてもいいことなんてないから苦手な人混みをかき分けて教室に行こうとする。
〈あれ、、、井上じゃね。〉
っ！こんな人混みからターゲットを一瞬にして割り出す能力は一体どこにいけば身につけられるのだ。
井上：お、おは、、ｳｸﾞﾂ!
〈おはよう。井上くん。笑〉
井上：くぅ。ぅぅ…ケホケホッ。
〈死ななかったんだ。残念。笑〉
そいつは俺を見つければすぐに鳩尾に拳を入れてそのまま拳を回転させる。
あまりの苦しさに咳き込んだ俺に、追い討ちのように言葉を吐けばそのまま取り巻きを連れて教室に入っていく。
ペタンッ。
痛い。
鳩尾を抑えて座り込む。
他の奴らは
やばっ笑
気持ち悪い…
頭いかれちゃってんじゃない？笑
バリエーション豊富な言葉のナイフで俺を刺しながら教室に向かう。
辛い。
けど、俺は今日もまた教室に向かう。
少しでも平和に1日がすぎるように。
せめて神様。
中村：あ！俺の姫！
俺の願いを、、聞い、
井上：あぅっ！！
中村：おはよう！瑞稀ちゃん！
瑞稀、、、ちゃん？
〈きゃー！姫！〉
いきなり歓声が上がる。
中村：え？俺今日からコイツの王子なんだけど？姫は今日で卒業。わかった？みんな！
〈きゃー！〉
なんなんだよ。コイツ。まぁ、助かったわ。
腕を掴んで体を起こしてくれるなんて案外優しい奴だ。
井上：中村くん。ありがとう。じゃあ俺これで…
〈瑞稀ちゃん。姫の姫なんてどんなかわいい顔してるんですか？〉
〈私たちに見せてくださいよ！〉
〈え？2年5組の井上って陰キャだからあの髪型なんじゃなくてかわいすぎるからあの髪型で自分を抑えてるってこと？〉
井上：、、、は？
俺はいきなり沢山の人に囲まれた。
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森の向かい風 - お話大好きで読ませてもらってます!!続きが気になります。更新頑張ってください!! (2021年11月8日 22時) (
レス) @page22 id: 500150795e (このIDを非表示/違反報告)
みみ - お話楽しく拝見させていただいております！更新頑張ってください！！ (2020年11月5日 0時) (レス) id: f49bba5d33 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ(プロフ) - セイナさん» 更新サボっていてすみませんでした！そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月16日 18時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
セイナ(プロフ) - 始めまして、この話し面白いです！更新頑張ってください！ (2020年7月26日 18時) (レス) id: 8317e2a2c1 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ(プロフ) - マロさん» そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます！ (2020年6月23日 7時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいろ x他1人 | 作成日時：2020年6月2日 17時
