初めて恋をした日に読む話 (ページ11)

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１０話ページ11

授業が終わり帰ろうとしたとき見覚えのある女の子がきた

「あれ？あの子どっかで...」

「忘れてるとかありえないし！江藤美香、朝女2年！入塾を希望します！」

「『あ！エトミカ！』」

順子先生と私はハモりながら思い出す

「匡くんやっとみつけたぁ～」
「もう大変だったんだからね！匡くんと同じ中学だった子に聞いたんだけどよく分からなくて。どのSNS調べても匡くん見つからないし！そしたらハンバーグの人がでてきたんだけど全然教えてくれなくて結局ハンバーグ奢らされたぁー」

「あいつ...」

(そういえばあの時のられたされた女とか言われてた子...匡平追っかけてきたのかぁ、すごいなぁ)

「てか、匡くん隣の子だれ？彼女とかじゃないでしょ」

「こいつは俺の幼なじみで一緒にここ通ってる」

『なまえです！あの、この前の合コンでもいたんだけど覚えてないよね？』

「匡くん以外誰も覚えてなーい」

ちーーーん
だよね、私なんか覚えてるわけないよね

「ほらっエトミカ！入塾手続きはこっちで！」

「なんかめんどくせぇことになったな」

『うん、でも一緒に勉強する子が増えるのは嬉しい！それに私女の子の友達ほしいし！』

「ふっ、お前やっぱ変わってんな」

「あ、匡ちゃーん！なまえー！」

『あ！みんなー！来てたんだね！』

外にはカブたちマイヤンが待っていた

「ちょっと匡くんこの先生の言うこと本当なの？なんで一緒じゃダメなの？だって匡くんあの子と一緒に授業受けてるじゃん」

「なまえこは特別というかゆりゆりのサポート役だし、そもそも私なんかの授業受けなくてもいいくらいの頭もってるし...」

「なら私だって一緒に受けてもいいじゃん！匡くんもいいでしょー？」

「お前ほんとにうぜぇ」

『まぁまぁ、私は全然いいよ！順子先生、エトミカちゃんも一緒じゃだめ？』

「まあなまえこがそこまで言うなら...」

「おい！俺は賛成してねぇぞ！」

『匡平お願い！なんでも言うこと聞くから！』

「言ったな、覚悟しとけよ」

「やったー匡くんとなら頑張れるー！」

エトミカは嬉しそうに言う

「エトミカちゃんよろしくね！」

「エトミカでいい、匡くんの事は譲らないからね」

(なんかライバルみたいになっちゃったけどこれから楽しくなりそうだな)