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その日、私は前日の夜遅くまでスケッチブックにかじりついていたせいで、ひどい寝不足だった。



「平野紫耀」に会ってからというもの、私はなぜか絵を描いてばかりいた。






いつも下書きを決定するだけでも何週間、長いときは何ヶ月とかかるのに、溢れるようにデザインが出てきた。



それらを忘れないようスケッチブックに写すには手が追いつかないほど。

それが一旦落ち着いてから、泥のように眠って、目覚めたらもう部屋は暗かった。





ほぼ12時間寝通しだった。


スマホを手に取ると、一番に永瀬からの着信通知が出ていた。



つい10分前にかかってきていたようだ。
折り返すと1コールで繋がる。





「もしもし、永瀬?」

「おん。今いける?」

「うん、さっき出れへんくてごめんな」

「ええって。今な、紫耀と一緒なんやけど、」



その名前を聞いたとき、やっと私の中の血液が流れ出すような感覚がした。



心臓の鼓動に押し出されて、全身へと駆け巡る赤い力。
私は少し興奮しながら平静を装った。




「うん、」

「今日、紫耀の舞台の、なんていうんかな、展示会みたいなんがあって」

「展示会?」

「そう、舞台の時の写真とか、小道具とか、衣装の展示。よかったら、Aも来おへんかなって。だいぶお客さん少ないから、今ならゆっくり見れるし」

「行くわ。場所どこ?」







行かなければ、という強い衝動が寝起きの体をすぐに目覚めさせた。
会いたい、というのとも違う、もっと深くて抗えない衝動だった。






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作者名:琉叶 | 作成日時:2019年3月24日 1時

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