検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:49,846 hit

25. ページ25

.





「平野紫耀」が去った後。



彼が過ごした部屋、今までずっと私の場所だったそこで、私は眠った。



起きるのが怖くて、ひたすら眠り続けた。




うっすらと目を開けると、薄暗い部屋の中、4時を指している時計を見て、夕方か朝か判断できなかった。





いつか、彼が噛んだ肩が、熱かった。






目を閉じれば、彼の話し声よりも何オクターブも高い笑い声が聞こえたし、自分の手を見れば、黒と金の絵の具がまだついている。








部屋と、自分自身の体に残った彼の痕跡をたどって、いつまでもそれに塗れていたかった。









そんなことをしているうちに、気まぐれに昔買った指輪をはめてみたら、するりと抜けた。
私は4キロ痩せ、また、彼と出会う前へと戻った。







.

26.→←24.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
403人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , King&Prince
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふてぃか(プロフ) - 忙しいと思いますが更新待ってます ! (2019年8月16日 17時) (レス) id: 6381a07ad2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琉叶 | 作成日時:2019年3月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。