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EPISODE7-42 念願ハイタッチ! ページ46

「――――あっ、君は!!」

聞き覚えのある声に、私は振り返る。
そこにいたのは、大きな耳をしたネズミのような存在。

「ミッキー!」
「わぁっ!本当に?本物のAなの?」
「ええ。本物よ!」
「すごいや。やっと鏡越しじゃないAに会えた!ハイタッチしよう!」
「もちろん!」

ようやく会えたミッキーに、私は感動のあまり彼とハイタッチをする。
手の平から伝わったのは、手袋特有の布の感触、そして温かさ。
本物だ……彼は、本物のミッキーだ!

「イェーイ!ハハッ!」
「あ!コイツ、ゴーストカメラの写真に写ってたミッキーってヤツだ!」
「わっ!驚いた。Aの他にもお客さんがいたんだ。君は……」
「オレ様はグリム!オンボロ寮の親分なんだゾ」
「グリム?そうか、前に言ってたAのルームメイトだね。夢の中で会える友だちが増えて嬉しいよ。僕はミッキー。ミッキーマウスだ。よろしく、グリム!」

ミッキーマウス……それが、ミッキーの本名。
知り合って結構長いけど、初めて知ったわ。

「おう!……にゃははっ!結局『ミッキー交信調査』に成功したのはオレ様ってことだな!エースたち、悔しがるに違いねぇんだゾ」
「『ミッキー交信調査』?なんだい、それ?」
「話せば長くなるんだけど……」

再会はこの辺りにして、私はミッキーに事情を話すことにした。
ツイステッドワンダーランドのこと、鏡のこと、そして元の世界への手がかり……彼は一度も馬鹿にせず、真面目に聞いてくれた。

「ツイステッドワンダーランドとは別の世界にいる僕が、鏡越しにAとおしゃべりできること……それが、Aが元の世界に戻るヒントになるかもしれないんだね。なるほど」
「そういうことね」
「おう。だからオレ様たちにオマエの話をもっとたくさん聞かせてくれ!」
「もちろんさ。Aの力になれるなら、いくらでも!」

色々とあったが、結果としてこうしてミッキーに出会えたのは幸運だ。
ひとまず、気になることは全部聞かなくては。

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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます! (6月1日 14時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。42ページの【森】が【盛り】になっていました。 (6月1日 13時) (レス) @page42 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ああ、確かに似てますね! (5月29日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 来ました!更新!メインストーリーを読んでいると、鬼滅の刃無限列車編みたいだなぁと思いました。 (5月29日 14時) (レス) @page35 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 来ましたね!更新が再来週の月曜日になりますが、しばらくお待ちください。 (5月20日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年3月11日 2時

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