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……そのポリシーはとても素晴らしいが、そのせいで学園はあそこまで治安が悪い原因じゃないの?

「あらゆる種族が共に過ごし、切磋琢磨する学び舎での3年弱……。まさに夢のような時間であった。名残惜しいが……みなのもの、さらばじゃ!」

リリア先輩は朗らかに笑って、学園長と共にディアソムニア寮を去ろうとした時だった。
突然、冷たい強風が吹き荒れた。

「「「!?」」」

誰もがその風を受けて吹き飛ばされないよう踏みしるも、今度は雷鳴が響く。
そして、緑色の炎が渦を巻きながら現れ、そこから現れたのは――

「これはこれは……随分華やかなパーティーだ。生徒も教員も……みなお揃いで。ふふふ……!」

寮服姿のツノ太郎だった。
周囲が騒めくと、また緑色の炎が出て、そこから現れたのはさっき出ていったシルバー先輩だ。

「……ッ!?こ、ここは?ディアソムニア?」
「マレウス、シルバー!?どうしたんじゃ、2人ともそんなに雪まみれになって。鼻の頭が真っ赤だぞ、シルバー……ん?……お主、泣いておったのか?」
「いえっ!違います、これはそのっ……」
「リリア」

2人の会話の最中に、ツノ太郎がリリア先輩の名前を呼ぶ。
その表情は、どこか恐ろしく感じた。

「今日は招待状をありがとう。来るのが遅くなってすまない。ずっと考えていたんだ。僕からお前に……いや、お前たちにどんな贈り物をするべきか」
(お前“たち”……?)

ツノ太郎の言葉に違和感を覚えると、彼は笑顔で告げる。

「そしてようやく答えが出た。どうか受け取ってほしい……僕の心からの贈り物を」

EPISODE3-36 贈呈ギフト!→←EPISODE7-35 遅参ゲスト!



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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます! (6月1日 14時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。42ページの【森】が【盛り】になっていました。 (6月1日 13時) (レス) @page42 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ああ、確かに似てますね! (5月29日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 来ました!更新!メインストーリーを読んでいると、鬼滅の刃無限列車編みたいだなぁと思いました。 (5月29日 14時) (レス) @page35 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 来ましたね!更新が再来週の月曜日になりますが、しばらくお待ちください。 (5月20日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年3月11日 2時

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