code.2 "マリー" ページ3
バーボンside
「はぁ...」
隣でため息をつく男に、思わずこちらもため息が漏れそうになる。
バ「そんなにため息ばかりつくな。疲れる」
ス「だって、初っ端から殺しだぞ?ため息の一つや二つはつきたくなるもんさ。しかも...」
ス「マリー、って、どんな奴かな」
はぁ...と、スコッチがまたため息をつく。
仕方ない
バ「ブラッディ・マリー...通称マリー。"ブラッディ"という名前の通り、彼女に標的にされる者は、確実に"血まみれ"にされる、らしい。恐ろしいものだ。」
ス「へぇ...すごいな、ゼロ」
バ「...スコッチ、その癖直せ。俺達は今は潜入捜査中だそ」
バイクの音が聞こえる。
ス「...来た、みたいだな。」
バ「あぁ...」
心臓の鼓動をかき消すように、胸ポケットに入った銃に触れる。
目の前でバイクが止まり、フルフェイスのヘルメットからウエーブのかかった薄茶の髪の女が近づいてくる。
コンコン、と窓をガラスを叩彼、窓を開ける。
『...Good morning』
ーーーーー
『Good morning』
窓を2回ノックすると、2人は窓を開けた。
『I'm Mary...え?』
銃口を向けられ、固まる。
いや、それよりも、何故、何故彼らがここに
バ「おはようございます。マリー。...まずは、そのフルフェイスを、脱いで貰えますか?あなたは人を"血塗れ"にすると聞いていたので、怖くて。ね?」
金髪の彼がそう言って私を睨む。
奥にいるもう一人の男は...なるほど、そういう事か
黒田さんが言っていた2人は、彼らになったのか...
『ふふふ...あっはっはっは!』
バ「な...何がおかしい!?」
胸ポケットから銃を取り出して、彼の額に当てる。
『Bang...はい、ゲームオーバー。』
彼の額に汗が滲む。
ス「おいっ、どういうつもりだ」
もう一人の男が、私に銃口向ける。
『おふざけはここまで。』
フルフェイスを脱ぐ。
と、彼らの顔が驚きに染まった。
『久しぶりね、ゼロ、景光』
code.3 "ブラッディ"→←code.1 "バーボンとスコッチ"
218人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
iwa(プロフ) - ひろみつくん救済したかった。話変わってしまいますが。でも、これからどんどん引き込まれてよんでいきます。 (2020年3月13日 13時) (レス) id: d46b647962 (このIDを非表示/違反報告)
ベス - エリザベス女王は本当は女王になる予定ではなかったんです。男の子が亡くなり、姉のメアリーも卵巣がんで子供は出来ず想像妊娠となったんですよね。ターンリー卿の暗殺も偽造で無実だったんです。調べてみるとまた違う形が見えてくるかもですよo( ^_^ )o (2019年6月26日 22時) (レス) id: e7c063a61b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ベスさん» わぁ、すご...ほんと勉強になります!まだまだ知らないこといっぱいなので、私も調べてみようかな...(..) (2019年6月26日 18時) (レス) id: 476e83acac (このIDを非表示/違反報告)
ベス - 私、メアリー好きなんですよね…ちなみにエリザベスのお母さんのアン・ブーリンの妹もメアリー、エリザベスの異父姉もメアリーの名前ですね。愛され知らずのメアリーがどうしようもないフェリペを好きでその人の為に動いてしまう所も好きですね!♪♪ (2019年6月24日 21時) (レス) id: 137d2adbf4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ベスさん» 凄い、私もそこまで知りませんでした!そうみたいですね、勉強になりました!ありがとうございます〜( *˙˙*) (2019年6月24日 7時) (レス) id: 476e83acac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はな | 作成日時:2019年6月12日 8時