09 ページ10
.
私の両親は共働きで、ご近所付き合いは少ない方だった。
たまたま私がゴミ出しをしに行くタイミングが彼も家を出るタイミングだった。
彼は寒くなってくるとウインドブレーカーをジャージの上に着ていた。
＿＿蹴球部。
彼はサッカー部であることしかわからなかった。
勝手な
そんな彼についた印象が『真面目そう』。
彼が高校を卒業してから、一度も会えていなかった。
最初の頃はわざとゴミ出しの時間をずらしたり、しょっちゅう外に出てみたりしたけど、会えなかった。
引越したんだろうな。
次第に私の気持ちも消えた。
その人のことは楓にももちろん相談してたし、応援してくれた。
それ以降、私は前に進めていない。
実ることは愚か、失敗もできていない"不完全燃焼"であるから。
新しい恋できるはずなのにな……
どうにも周囲の好意を、彼と天秤にかけてしまって。
馬鹿らしいとはわかっていてもこの人がいいと思える人が現れなかった。
＿＿＿だけど、
今目の前にいるライチさんは今まで私に向けられた好意とはなんだか違うような、意志を感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ブルーロック」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜ドロップ(プロフ) - 日菜多さん» 反応遅くなり申し訳ございません！！大変嬉しいお言葉をありがとうございます！雷市くん探してくれて感謝です🫶🏼 (4月24日 13時) (
レス) id: c98271ac80 (このIDを非表示/違反報告)
日菜多(プロフ) - 本当に大好きで一気読みしちゃいました！！！😭雷市くん好きになりはじめてこの小説読んでもっと好きになりました！！桜ドロップさんも雷市くんも本当に大好きです！！💗 (4月6日 17時) (レス) @page50 id: 052abb0c31 (このIDを非表示/違反報告)
桜ドロップ(プロフ) - 遠藤さん» 初めまして!! めちゃくちゃ嬉しいです。素敵なコメントありがとうございます…！実は続編を考えておりまして…近いうちに出したいです。笑 雷市くん検索してくれてありがとうございます⋆* (12月29日 13時) (レス) id: c98271ac80 (このIDを非表示/違反報告)
遠藤 - ごめんなさい、1個で収まらなかったので続けて失礼します。とにかく桜ドロップさんの書く雷市くんがめちゃくちゃカッコよくて心臓がおかしくなるかと思いました＞＜ また気が向いたら短編とかでもいいので雷市くん夢読みたいです！素敵な作品をありがとうございました！ (11月24日 17時) (レス) id: 29a9c5465e (このIDを非表示/違反報告)
遠藤 - 占ツクで雷市くんの夢小説調べたらこの作品が出てきました！すっごく面白くて一気に読んじゃいました…！最初は雷市くんとの距離が縮まっていくのにドキドキして、離れてしまったところは切なくて、でも結局助けに来てくれたところでガッツポーズしちゃいましたw (11月24日 17時) (レス) id: 29a9c5465e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜ドロップ | 作成日時：2023年2月7日 23時
