三十九話 ページ19
・・・。
「……。……様。A様。」
『ｯ!……。申し訳ありません。ロズ様。少しばかりボーッとしてしまっていたようで……。』
rz「お気になさらず。……。さぁ。もうすぐですよ。」
ｶﾞﾀﾝ.
『？！……な、なんです！？』
rz「……。実はこの辺りは少しばかり地形が悪くて……。あ。あと、余り外は見ない方がよろしいかと。」
そんな事今言わないで下さいよぅ。
もう見てしまったではありませんかぁー。
……。
外は当たり前かのように人が殴りあってたり、倒れていたりで、それはひどい有り様だった。
……。多分先程の揺れは人を轢いた時の揺れであろう。
何だろう。
そとの色が……ピンクみたいな色で、うっすら見える。
だけど、馬車から降りてみたら、辺りの色は普通だった。
うん。謎。
臭いは、さっきより一段と濃くなった気がする。
rz「どうぞ此方へ。ここがあなた様のお部屋で御座います。」
『態々すみません。』
rz「いえいえ。どうぞ。お掛けしてください。」
『有難うございます。』
rz「あなた様のことがもっと知りたいです。少しばかりお茶いたしませんか？」
『良いですね。』
rz「では、少しお待ちください。」
……。前言撤回。
今すぐにでも逃げだしてしまいたい。
御茶会何ぞしてるしてる暇何ぞこちとらないわ。
あぁー。こんなにもお城のことが恋しく思う日が来るなんて……。
＿＿＿＿＿＿＿＿
rz「＿＿。……ところでそのネックレス。お美しいですね。」
『あぁ。これは妹からのプレゼントでありまして。』
rz「妹様がおられたのですね。妹さん。凄くセンスがありますね。……青ですか。凄くお似合いですよ。」
『有難うございます。』
rz「しかし、妹様がおられたのですね。貴女様に似てさぞお美しいのでしょうな。」
『いえ。私なんかとは似てもいませんよ。むしろお母様の方が似てますよ。』
rz「そうなんですか？いやぁー。一度見てみたいものですねぇ。……。あ。どうぞお飲みになってくださってよろしいですよ。僕がいれたお茶ですのでお口に合うかどうかはわかり得ませんが。」
『……ではお言葉に甘えて。頂きますね。』
……
私はこのとき気を許してしまった。
本当は飲んではいけないものだった。
もっと警戒するべきだったのに。
私はそのまま口に含んでしまった。
気づいたときにはもう時すでに遅し。
目の前はぼやけ、眠気が襲ってくる。
私は耐えきれずに床に倒れ込む。
やってしまった。
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます！確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (
レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨乃 | 作成日時：2019年8月31日 12時
