三十一話 ページ11
きりやん様は、ベッドにもたれて寝ている。
最近寝ておられなかったそうで、ぐっすり眠っておられる。
『きりやん様。……ごめんなさい……私は、あなた様の右腕に相応しくありません。……右腕失格なんです。』
彼の目に掛かった前髪を除ける。
閉ざされた瞳には、少し涙がたまっていた。
私はそーっと部屋を出る。
＿＿＿＿＿＿＿＿
私はシャークん様に詳しく聞くために、メイドにお願いをする。
「久しぶりに仲間と話したい」で。
『……。もしもし。シャークん様でしょうか。』
Sha「ふぁ〜。なに〜？A。」
『この前の任務。きりやん様と同じですね？』
Sha「おまっ！何でその事……」
『きりやん様を騙して聞きました。』
Sha「あぁ。確かに行ったよ。何で？」
『その任務先の国名を教えて下さい。』
Sha「はぁ！？それは無理や！」
『お願いしますシャークん様。どうしても……なんとしてでも！知らなくてはならないんです！』
今度は私が守る側に立ちたいんだ。
ただただ守られるだけは嫌だから。
私の大切な仲間は傷ついてほしくない。
傷つくのは……私だけで充分だ。
必ず上手くやってやる。失敗は許されないんだ。
『……。一つだけ。私は貴殿方を裏切るつもり何ておもっては下りません。』
Sha「……。」
『それだけは、信じてもらいたいです。』
Sha「……分かった。疑ってすまんかったな。」
『いえ。私が疑われるようなことをした私が悪いです。』
Sha「この事あいつ知ってるん？」
『いいえ。』
Sha「……。そか。」
わかってくださったのだろう。
きりやん様には言わないで欲しいのが。
ふぅ。と息を付いて話してくださる。
Sha「そっちから電話してきたから大体分かってると思うけど、Aが予想してんのであってると思うで。その国の名前は、
「幸の国」だから。」
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます！確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (
レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨乃 | 作成日時：2019年8月31日 12時
