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12-2 ページ31

-続-



「あれ?茜に葵くん」
「蘭に園子!…どうしたの?」
「それが、今朝怪盗キッドから予告状が来たってお父さんに依頼があって」


葵は蘭に軽く挨拶すると蘭から事の経緯を2人で聞いた。少年探偵団も一緒に小五郎が見聞を広めるとかなんとかで連れてきており綺麗な場内に感動していた。どうやら今から楽屋に挨拶に行く様で小五郎は誰かを呼び出していた。


「私たちは、時間まで展望ラウンジにでもいるよ」
「あれ?お姉さんたちだあれ?」
「すっげー!顔がそっくりだ!」
「すごく美人な方たちですね」


歩美、元太、光彦が場内を、思う存分見回ったのか茜と葵の顔を見比べている。歩美と元太は双子を初めて観たのか目がキラキラしていた。


「私は、如月茜、でこっちが兄の葵」
「よろしく。子供たち」
「はーい!あのね、歩美たちは、少年探偵団なんだよ!」


自分たちは少年探偵団で今まで頑張ってきたこと等、教えたくて仕方ないのか歩美はしゃがんで自己紹介をした2人に両手を胸の前で握って話していた。元太や光彦も自身気にふんぞり返った。


「…灰原哀。よろしく」
「哀ちゃんもよろしくね」
「…うん。」


哀もぶっきらぼうに茜に言うと手を出し握手を求めた。それを握り返した茜は歩美や元太の話をうんうんと聞いている。後ろでコナンと博士はまさか哀が手を伸ばすとは思わなかったのか驚きで固まっていた。しばらくすると小五郎が樹里のマネージャーである矢口真佐代に呼ばれて子どもたちにも声をかけた。


「おーい。子どもたち。招待してくれた樹里さんに挨拶に行くぞ!」
「「「はーい!」」」
「葵にーちゃんに茜ねーちゃんも行かないのー?」


何か言いたそうにジト目で見てくるコナンの視線を無視しつつ、茜と葵は展望ラウンジで開演アナウンスがかかるのを待つ。時々2人の知り合いが通り声をかけてくる人もいたのでそのまま談笑していると入場のアナウンスが入り入場が開始した。


「葵って意外に目立つ?」
「両親の代わりにやってる事多いから知り合いは多いから目立つ…かも?」
「如月家も大変だな」

12-3→←12-1 銀翼の魔術師



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作者名:唯星 | 作成日時:2024年5月9日 9時

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