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「暇だな〜」
お皿に盛られたチキンを突く
ジミンオンニたちに呼び出されたあの日から随分と日は経ち、スムコンまで1ヶ月と迫っていた
『A最近仕事入ってないの？』
今にも転げ落ちそうなくらいのチキンをお皿に盛ったユヨンが私の前に座った
こう見えても私の事情を唯一知ってる
だから、酔って私をクラブまで迎えにこさせた日に土下座をしてまで必死に謝ってたってわけ
me「来週からaespaの後ろ付くけど、それまで何もない」
yy「うん、それでいいよ！」
嬉しそうにチキンを口いっぱいに詰めるユヨン
相変わらずよく食べるなって感心する
ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ
私もチキンを食べようと口の前まで持ってきた瞬間、トレーの横に置いてあったスマホが震えた
画面にはミンジョンの文字
yy「Aおめでとう〜暇じゃなくなったね」
さっきの嬉しそうな笑顔とは一変して何一つ心のこもってない声でそう私に言い放った
なんで、こうタイミングが悪いんだ
いつも必ずご飯を食べてる時に仕事が入るから、食堂に1人ユヨンを残すのは心苦しい
me「ごめん、ユヨン私行かなきゃ」
yy「分かった、怪我だけはしないでね」
食べかけのご飯が入ったトレーを見て悲しく思いながら返却口に置いた
me「もしもし、『A助けてｯ』」
私の声を遮るように助けを求めるオンニ、声が震えてる
me「今1人？もう大学出てそっち向かってるから近くのカフェでも入ってて」
さっき、位置情報を確認した時宿舎の前で青丸が止まってたからサセンが来てるんだと思う
あいにく今日は大学があるからバイクで来てない
オンニの位置情報がカフェに入ったことを確認して急いでタクシーに乗り込んだ
「ありがとうございました」
宿舎の近くで降ろしてもらい、住居者を装ってロビーに入った
目的のサセンを見つけ、とっとと捕まえて警察に差し出そうと思っていたら反対側から見覚えのある男がエレベーターから降りてきた
私が目的とするサセンは、その時を待っていたかのように腰からナイフを出して構えている
咄嗟にこの状況がやばいと思い、着てたパーカーをカバンに突っ込んでマスクとメガネで顔を隠した
『ヘチャン！！目障りなんだよ！！』
ナイフを振り上げた男の腕を掴んだ
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凪沙(プロフ) - ねぎまさん» ありがとうございます😭1日3話ずつ更新するので楽しみに待っててください💕 (2月11日 8時) (
レス) id: 4bea13d829 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎま(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！！更新待ってます〜〜〜！！！！！ (2月10日 19時) (レス) @page5 id: 25badde186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪沙 | 作成日時：2025年2月9日 12時
