Black Look. (ページ15)

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_____ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

『「「いらっしゃいませ～」」』

瞬時に笑顔に切り替えると

ちょうど店内が混み始めた。

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こじんまりとしていて

いつも店長1人しか居ないのに

私とさくらが中学生の時

買えもしないのにこの店に通い詰めていたら

高校に上がると同時に

アルバイトとして雇ってくれたのだ。

常連さんとも顔見知りで

店長はよく可愛がってくれるし

このアルバイトが大好きだ。

たとえ学校に友達ができなくったって

"ココ"があれば怖くない。

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『「お疲れ様でしたあ～！」』

閉店作業を終え、

さくらと一緒に夜道を歩く。

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「ねぇ。今日も来てたよね」

『美奈子さんでしょ？』

「今日の売り上げ額、聞けば良かったあ～笑」

『たぶんものすんごい額だよ。笑』

「"ココからココまで全部くださる？"」

『うわぁ～言ってみたーい！笑』

「あ、そういえば美奈子さんって、…

_____prrrr...

さくらが何か言おうとしたところで

私の携帯が鳴った。

『あっごめん。ママからだ。』

マヨネーズやら、ジュースやら

あれこれ買って来てと注文を受けているうちに

さくらとは分かれ道でバイバイをした。

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『ママ～ただいまーーー！買って来たよ～』

…そういえばさくら

何言おうとしてたんだろ？

…まあいっか。

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