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「A、メリクリ!」
いつもに増して髪の毛がふわふわした瑠姫は可愛くラッピングがされた袋を手渡す。
「ありがとう〜」
確か言ってたよな、クッキーみんなに配るって。
そんな瑠姫も今夜はデートだって。
特に予定のない私は学校が終わると足早に家に帰る。
.
.
「A、もう帰るの?」
「うん。用事ないし」
「あのさ…あ〜、やっぱなんでもない」
何か言いかけた村田クンは困ったように笑って言葉をにごした。
「じゃあ、またね!」
「ばいばい」
くしゃっと笑う村田クンを見ると胸が苦しくなった。
"俺が教えてあげよっか?"
いつだったかなぁ。あんなこと言われたの。
その時も村田クンは小雛さんの事を考えていたんだろう。今もずっと思い続けてる。
きっとそう。
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りの(プロフ) - 金柑さん» ありがとうございます〜;;;; (2018年12月23日 22時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
金柑(プロフ) - 面白かったです!これからも頑張ってください!! (2018年12月23日 22時) (レス) id: 6003901f10 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - si-si-さん» うわぁあ嬉しいです;;ありがとうございます笑 (2018年12月23日 18時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
si-si-(プロフ) - 更新すごく楽しみにしてて、本当に読むたびドキドキしました!読んでたら頭の中にユーキくんのくしゃくしゃ笑顔が見えてました。笑 (2018年12月23日 17時) (レス) id: 3493d0358c (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - だしの素さん» ありがとうございます〜;;;;いえいえ笑笑 (2018年12月23日 15時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りの | 作成日時:2018年11月23日 15時