検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:499,576 hit

要らない子 94人 ページ49

優しい語りかけに、少しずつ、強ばっていた筋肉が緩んでいく。



カラ松「ましてやこの俺!カラ松なのだから!愛するbrotherを突き放したりなどするはずがないのさ!」




先程までの雰囲気から一転、途端にナルシストへと逆戻りしたカラ松だが、





カラ松「…それに、十四松がいるんだ。お前の大切な相棒だろう?信じていいんじゃないか?」




ふっ、と優しい目付きに変わる。





…だから、そういう所が。








ずるいよなぁ。





思えば、いつもいつもこの眼差しに励まされて来た気がする。








また、今回もか









一松「うん、言う」




パッ、と明るい表情になった十四松視界の端で捉えながら、勢いで駆け抜ける。





一松「俺、もうAを苛めたりしないことにする」






一松「いや、しない」




一松「そりゃ、いきなり心変わりなんかして信じられないって思うだろうけど、実際俺も自分が直ぐに変われるわけないとも思うし…」



次第に尻すぼみになる声を、再び強める。






一松「俺、Aを助ける」





暫しの沈黙。
────でもそれもほんの数秒。




カラ松「本当か!?一松!」


十四松「やったー!兄さん!ありがとーーーう!」






予想外の…それも予想以上の反応に戸惑う。









カラ松「やっぱりな一松!心優しいお前ならきっといつか、そう言ってくれると思ってたぞ!」



十四松「仲間! 松野 一松が仲間になった!」









ずい、と寄ってきた満面の笑みの2人が声を揃えて言う。





「「これから頑張ってい/きマッスル!/こうな!」」






「「一松/兄さん!」」

はい!続編のお知らせですね!→←要らない子 93人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (597 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
987人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , yurizu ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年4月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。