【おそ松さん】要らない子の分際で。 2人目

要らない子 57人 ページ11

Aside






学校やだな…






とか思いながらやっぱりドアは開けるんだけど。











ガラッ








Aがドアを開けた瞬間、クラスメイトが一斉に顔を背ける。






A「…？」








私なんかしたかな…？








思考を巡らせること数秒。





答えに辿り着いた。











トド松兄さんか…







やっぱ流石だね、学校でまで嫌がらせ出来るなんて。









まぁトド松兄さんがちょっとお願いしただけだろうから


色々優しくしたら無視するのやめるでしょ。






………




体育。



女子a「いったぁ！」


A「大丈夫？水で洗わないと！」


女子a「…え、うん」






………



国語。




男子a「やば、ノート忘れた…」


A「も1冊あるよ、あげる」


男子a「…あ、ども…」




………



弁当。




女子b「あーーー！零れた…」


A「制服汚れてるよ！あ、お弁当半分！これ！」


女子b「あ、ありが…と…？」





色々あって





HR。



日直「さようならー」


クラスメイト「「「さようならー」」」






はー、終わった…




優しくすんのも疲れるね。









じゃあかえ…「Aーーー！」












A「いった！？」






ちょ、何何何？








女子「「ごめんねーー！」」





あーそれか……










男子b「お前の兄ちゃんに『今日1日でいいからAを無視してほしい』って言われてさ…」








やっぱりね。







女子c「断れなくて…」













A「大丈夫だよ、ごめんね？」












女子「やっぱりA天使ーー！」












ほらね、トド松兄さん？










そんなお願い程度じゃ、1日中なんて無理なんだよ。










兄さん達がどんな手を使っても
















このクラスでの肩書きは消せないから。



















残念だね、ドライモンスターさん。

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