悪化末期 ページ14
エンデヴァーはゆっくりと目の前少女を見た。
かつてのお茶目な雰囲気は何処へ行ったのか、黒いスーツに黒いコート。
エ「お前、変わったな。」
『変わらなければならないと知ったんだよ。
私はAFOの名を継ぐ者、No. 1ヒーロー、エンデヴァー、貴様の宿敵役のラスボス。』
AFO、エンデヴァーにとって因縁であった、No. 1ヒーロー、オールマイトの宿敵。
自分が知らぬ間にオールマイトはあんな化け物と戦っていたとは心底気に入らない。
その後継者が彼女だったとは。
エ「そうか、じゃあ、俺はお前を捕縛すればいいんだな？」
『君にやれるのかい？あのオールマイトすら半殺しにした相手だぞ。』
エ「あぁ、だが、」
模造品だ。お前は。
エ「お前のことはオールマイトの口から聞き出した。警察の人間は一部上層部、そしてメディアにも漏れていないが。」
緑谷一澄、まさか自分の息子のクラスメイトが厄介敵だったなんてな。
エ「お前には呆れたぞ。奇妙不快なヴィジランテかと思えば、貴様は自分を奪われた被害者、謂わば悪意の依代でしか無かったなんてな。」
『・・・・何、を、？』
何を言っている？
戸惑った彼女の様子がどこか変だ。
エ「緑谷一澄、お前には、更生の可能性があり得る。お前の努力のおかげで明確な証拠が無い。
証拠のないものは立証しようが無い、」
皮肉な話、お前はまだ戻れる！
『緑谷一澄？とは？』
は？何を？
エ「この場に及んで、まだ、」
言いかけた言葉を彼女が遮る。
『ああ、わかった。確かに��ソウ��呼ばれていた時期はあったようだ。
悪いね。こんな立場だ。
いろんな役回りをしなくてはならなくてね、その過程で最近呼ばれていなくて埋没したものだろ。
いつもなら矛盾を出さないために一つの役ごとに意識を持って覚えておくようにしておくんだが。』
どうやら、その��名前��は私にとって、よほど要らんものだったらしい。
コイツは、己自身を、
エ「お前、お前は轟焦凍を覚えているか？」
『ああ、君の最高傑作だろ？それがどう関係してくる？』
違う。この時点で気付くはずだ。
焦凍のことを��俺の最高傑作��と言った時点でコイツはもう。
決定打を打つだろう、その質問をエンデヴァーはゆっくりと口にした。
エ「では、緑谷出久。彼を知っているか？」
一澄の頭にはオールマイトの後継者という文字が浮かんだ。
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かむかむ(プロフ) - Tyrant-unknownさん» リクエストありがとうございます！楽しんで貰えると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月29日 23時) (
レス) id: 09c547eef6 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant-unknown - お久しぶりです。またで申し訳ないですけどリクいいですか？弔くんと夢主ちゃんの恋人同士みたいなのがいいです。お願いします。名前が長ければTyrantでいいです。 (2019年4月29日 22時) (レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月4日 21時) (レス) id: 09c547eef6 (このIDを非表示/違反報告)
unknown - リクエスト受けてくださりありがとうございます。面白かったです。 (2019年4月4日 6時) (レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - unknownさん» リクエストありがとうございます！楽しんで貰えると嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月3日 22時) (レス) id: 09c547eef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむかむ | 作成日時：2019年4月3日 0時
