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「本気を出します」
そう言ったユノくんは魔導書を構えて、それぞれ違う２つの魔法を出した。
「魔法の複数同時発動……！？」
「A先輩直伝です」
うん確かに教えた。
でもねユノくん、覚えるの早すぎます。
あれから任務のない日はほぼ毎朝やってるけど開始して3回目くらいで魔法の複数発動はできていた。
その後は威力とかの魔法全体の底上げをやりたいと言っていたので教えたには教えた。
が、言い忘れていたが私は元はといえば回復魔導士である。
つまり攻撃に特化しているわけではない。体力もない。
何が言いたいのかというとユノくんの体力が底を尽きない。私が尽きる。魔力が尽きる前に私の体力が尽きる。
回復魔法を使ってなんとかやっていけてる私を誰か褒めてほしい。できればウィリアムさんで。
そんなことを思っている間にも、相手は強力な鉱石魔法を使ってユノくんの全力の魔法を看破した。
強力な鉱石魔法がユノくんに降りかかる瞬間、
「アスタくん！！」
「………また 借りが出来ちまった…」
アスタくんの
「ミモザ…！」
「お恥ずかしい姿を見せて申し訳ございません……ノエルさんの言う通り私トロいですわね……」
「……そうね、アンタは昔からそうだったわ。
だから…私が守ってあげるわ……！」
「！ノエルさん…！」
ノエルさんの水魔法が、まるで海竜のように渦巻いてミモザの周りを覆った。
これだけ強力な防御魔法ならミモザは大丈夫だろう。
「ノエルさん、ミモザを頼みます」
「！はい」
相手1人に対して私達は戦える人が6人。ミモザももうすぐ動けるようになる。
側から見ればこちらが有利だが、アスタくんやラックくん、クラウスくんやユノくんは魔力を大分消費している上に手負いだ。
ここで使っても大丈夫だろう。
私は元々回復魔道士だ。
ここで使わずにいつ使う。
「…風回復魔法“
ぶわっと効果音がつき私達7人を大きな風が囲んだ。
瞬く間に頰や腕にある切り傷やかすり傷はなくなった。
アスタくんやラックくんやノエルさんだけでなく、クラウスくんやユノくんも驚いていた。
通常よりはるかに上回るスピードで回復ができたのだからだろう。
その分魔力やそれに追いつく体力の消費も大きいので、呼吸が荒くなった。
「ハアッ、ハアッ…いけますか……？」
「「「っハイ！！！」」」
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HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね！コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (
レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます（ ; ; ）後回しで構いません！無理しないでください、、！応援しています！^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2018年10月8日 16時
