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「顔が凄いことになってるけど」
「おはようございますランギルスくん」
「おはよう」
ランギルスに皮肉を言われながらも律儀に挨拶をするA。そして何事もなかったかのように挨拶を返したランギルス。
古株の人にとってはもう見慣れた風景だが、慣れない人は慣れない。
お人好しのAは、ユノからの多少無茶な要求も嫌な顔ひとつせずに付き合った。
終わってから汗が凄いことになったので一度体を洗ったが、そのおかげで一回覚めた目がまた閉じかけてる状態になった。
仮にも貴族なので食事中に寝ることはさすがにないが眠いものは眠い。
故にAはランギルスの何してたの？という質問に適当に答えた。
「ちょっとユノくんに…後輩に胸を貸していました」
「下民くんに無い胸貸してどうすんの」
「…ランギルスくんそれセクハラって言うんですよ」
反応が遅れたAは本当に眠いらしい。
それに加えAは魔法以外となると極端に興味が薄れてしまう。
オシャレにも自身の胸の有無にも興味が無くなる。実際は着痩せするタイプなのでそれなりにあるが。
こっくりと船を漕ぎながらなんとか食事を終え、片付け終わった直後に意識が飛び、隣にいるランギルスの右肩にもたれかかった。
右利きなのもありランギルスのスプーンを持つ手が止まった。
横にあるのは同期の寝顔。
数秒迷った末にランギルスはスプーンを机に置いて、Aをひょいっと横抱きにした。
あるヴァーミリオン家の者はまぁ、と口に手を当てて目を見開き、またある貴族の堅物メガネは頰を赤らめた。
ランギルスが彼女をどう思っているのかは割と周知の事実だったが故にこの後どうなるのかと期待する者が多かったが、その期待は3秒後に打ち砕かれた。
ランギルスはAを持ち上げたと思ったら即座に空間魔法を出して、行き先が淀んで見えないその中に思いっきりぶん投げた。
(((ええええええええええーーー)))
彼女が何かにぶつかった音の後の彼女の“ゔっ”という呻き声を最後に空間魔法は閉じた。
クラウスは恐る恐るランギルスに聞いた。
「あの……ランギルス副団長、何故Aさんを投げたのですか？」
「投げられる重さだったから」
(((理由になってねーー)))
「ウィリアムさん、私さっき何故かランギルスくんに投げられる夢見ました」※まだ若干寝ぼけてる
「……そうか」
この後ランギルスはウィリアムにちょっと怒られた。
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HANON(プロフ) - Ame931さん» ほんとそれですね！コメントありがとうございます (2022年6月19日 12時) (
レス) @page36 id: 42f4c6aba7 (このIDを非表示/違反報告)
Ame931(プロフ) - ゴーシュが恋愛やってるように見えないのめっちゃ分かるわ〜 (2022年6月19日 9時) (レス) @page36 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
春川みやび(プロフ) - ありがとうございます（ ; ; ）後回しで構いません！無理しないでください、、！応援しています！^ ^ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 1c145295b7 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 春川みやびさん» リクエストの方なんですが、今書いてもご期待に添えられるようなお話にはならないと思うので、続編に入って最初の方は本編を書かせていただきます。本編が一区切りついたら番外編を書こうと思うのでもうしばらく待って頂けると幸いです。大変申し訳ありません。 (2019年2月15日 20時) (レス) id: 10bafabdf4 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - ありがとうございますo(^o^)o自分でリクエストしながら、すっかり忘れてました、、、、。(笑)m(__)m (2019年1月22日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2018年10月8日 16時
