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「……ユーキ、出かけよっか」
「えっ？！お出かけ？」
本格的に寒くなる前に、もう少し服を買ってあげたいと思った。私が持ってた大きめの服とか取り急ぎ買ってきた服を着てた彼だけど、もう少し何か、こう、良さげな服を。
嬉しそうに私の後をついてきたユーキと玄関を出る。今日は暖かい。
「Aとお出かけするの初めてだね、僕ずっと家にいたから」
ずっと家にいた、というのは、猫であった時も含めてだよね。……私は最近、彼が元々猫であった事を忘れかけて普通に１人の男の人として接してしまってる。
「寒くない？」
「ん？寒くないよ」
「良かった、A寒がりだから」
そっか。
彼は海よりも長く私と一緒にいたんだ。
私が気付いてないだけで、きっと彼は私の事ならなんでもわかってると思う。……そう思うと急に恥ずかしくなる。
「A！！」
そんな時に突然名前を呼ばれ、ユーキと２人で肩を揺らす。びっくりしたのも束の間、私の腕を引っ張ったのは、海だった。
「海？！」
「……A、それ誰？」
「えっ、と…」
「一緒に家から出てきたよね？」
海も会ったことあるでしょ、クロだよ。
……なんて絶対信じてくれない。どうしようと思い目が泳ぐ。
「この前はまた違う男と歩いてたけど。随分仲良さそうに」
この前…………きっと拓弥と会った時だ。それしか思いつかない。でもやましい事があった訳でもないし、ていうかそれを言うなら海だって…
「……浮気してんの？」
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エリンギプール(プロフ) - 続きが気になります！ 大変だとは思いますが、更新待ってます！ 頑張ってください (2018年12月15日 23時) (
レス) id: b1e7a3c80b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な な . | 作成日時：2018年10月10日 23時
