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第36話〜復活〜 ページ38

〜試合会場〜


前半戦終了、

着いた時には既に前半戦が終わっており
聖美は“あちゃー、ちょい遅かったか…”と
額に手を当てた。

試合の状況は2-1と立海が勝っているものの
相手との力量は互角であり
早速興冷めした聖美は試合ではなく咲美と幸村の方へ顔を向けた。


「ま、こんなもんか……
んで?気持ちの整理はついたかい?」


「一応…
……ですが…


「なら行って来な」


え?」


「聞こえなかったかい?

行って来な。
今お前がやることはフィールド(あそこ)に立って、仲間(あの人達)と共に戦うことだよ。」


「!…聖美さん…」


咲美は聖美の突飛な言葉に驚くも
すぐに彼女の言った言葉の意味を察して
幸村と聖美を残してフィールドに急いだ…


「聖美さん!ありがとうございます!」


もちろん、それを気付かせてくれた
聖美への感謝を忘れずに。


「……(ったく…やっと元通りか…)
幸村も大変だな、」


「え?」


「あんな手間のかかる奴に惚れちまってさ。
振り向かせるの、大変だよ」


「……ふふっ
悪いね、俺は結構しぶといんだよ?」


「ほう…くくっ、そうか」


ーーーーーーーーーーーーー


控え室でユニフォームと向き合う咲美は何かを思い耽るように目を細めた。


「……(申し訳ありません…お父様…。
私はあなた様と同じ背番号を背負える事を
誇りに思うと同時に傲っていたようです…)」


そして静かにそのユニフォームに着替えると
急いでフィールドへ向かった…


ーーーーーーーーーーーーー


「監督っ!!」


「!!……彪狼、来たか」


ハーフタイム中に現れた咲美に
チームメイトたちは驚くも
彼女の晴れやかな表情を見て肩の力を抜いて
笑顔で咲美を迎え入れた。


「申し訳ありません。
少しばかり気持ちの整理をしてきました。
後半から、出れます。」


「…よしっ
後半の指示を与える!
彪狼、点取って来い」


「「「はい!」」」


「当然です!」

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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…!私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…(言い訳←)なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ!長文失礼しましたっ! (2018年10月1日 17時) (レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月10日 10時

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