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第13話 人面猿 ページ14

「この湿原の生き物は
ありとあらゆる方法で
獲物をあざむき
捕食しようとしています

標的をだまして
食い物にする生物達の生態系……
詐欺師の塒とよばれるゆえんです

だまされることのないよう注意深く
しっかりと私のあとをついて来て下さい」



サトツが説明をし終えると男が叫んだ


「ウソだ!!
そいつはウソをついている!!」


皆が声のする方に振り向くと
ボロボロの男がサトツはヌメーレ湿原に
生息する人面猿で自分が本当の試験官だと言う

更に受験生をだまして一網打尽に
する気だなどとデタラメな事を言った




混乱に陥る中、話の流れを分かっている私は
ただ静かにその時を待っていた




ヒュッ

空気を切る音が真後ろから聞こえ
咄嗟に頭を軽く傾けた

男の顔面にトランプが3枚刺さりそのまま倒れた
それに対し、サトツは4枚のトランプをキャッチしていた




…ま、まって
今のトランプ私の頭を狙ったって事だよね…?
こ、怖…。






「くっく♠
なるほどなるほど♣」


逃げようとした人面猿にもトランプが投げられる


「これで決定♦
そっちが本物だね♥

試験官というのは審査委員会から
依頼されたハンターが
無償で任務につくもの♠

我々が目指すハンターの
端くれともあろう者が
あの程度の攻撃を
防げないわけがないからね♣」

「ほめ言葉と受けとっておきましょう
しかし次からはいかなる理由でも
私への攻撃は試験官への反逆と
みなして即失格とします
よろしいですね」

「はいはい♦」


ヘラヘラしているヒソカを
見ているとまた目が合う


”あんた私を狙っただろ”と目で伝えると
ヒソカは訝しげな目を向けられているにも拘わらず笑顔で返す






こ、わ!!!!!!!!!!!!





全身に鳥肌がたち、一度視線を外してから
戻すともうそこにはいなかった





それからサトツが先程のような出来事が
日夜おこなわれていることを
私達に説明してまた走り始めた





受験生312名
ヌメーレ湿原へ突入

第14話 心配→←第12話 なりたい理由



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作品ジャンル:恋愛
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りりまる(プロフ) - dolphin0891さん» 長い間お待たせして申し訳ございません(泣)全ての話を修正するので時間はかかりますがまた続けていくので楽しみにお待ち下さい! (2021年11月23日 1時) (レス) id: ae3f841ece (このIDを非表示/違反報告)
dolphin0891(プロフ) - 待ってました(泣) (2021年11月21日 19時) (レス) @page23 id: 5565e424d0 (このIDを非表示/違反報告)
りりまる(プロフ) - momoさん» 本当ですか!?めっちゃ嬉しいです、ありがとうございます!!頑張ります( ´ ▽ ` )ノ (2018年12月20日 20時) (レス) id: 51e70b7b01 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 見つけてからずっと繰り返して読んでます!更新頑張ってください!応援しています! (2018年12月20日 20時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りりまる | 作成日時:2018年12月7日 0時

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