赤点 ページ49
菊丸｢あ〜もうギブ！｣
桃城｢俺ももう頭回んねぇっすよぉ！｣
｢ごちゃごちゃ言わない！｣
テストも終わりあれから1週間
いつも通りの放課後
ただ1つ違うのはこの2人はテニス･･･ではなく教科書とノートを広げて机に向かっていることだ
･･･というのも、
今回のテストでそれはそれは酷い点数を取ったらしい
確か英二くんは３教科赤点
武くんは4教科赤点
実は今回のテストで３教科以上の赤点を取った者は、ＧＷに特別補習の場が設けられていた、らしい
私も知らなかったけど
先生に合宿があることを伝えたら1度だけ、補習を免れるチャンスをくれた
そのチャンスというのは、
3日後の再テストで70点以上を取る、というもの
菊丸｢70点なんてむりむり！もう合宿諦めよーっと！｣
桃城｢そうっすよねぇ！英二先輩一緒に補習受けましょうよ！｣
2人は早くも諦めモード
･･･まだ始めて1時間も経っていないのにな
｢･･･やだ、私みんなで合宿楽しみにしてるのに｣
あ、しまった
思ってたことがそのまま口に出てしまった
慌てて口を手で覆う
菊丸｢こら桃！合宿行くに決まってるだろー！口ばっかり動かしてないで手動かさなきゃ駄目だよん！｣
桃城｢ええ！？俺だけ悪者っすか！？｣
あ、なんか効いたみたい
･･･この手これからも使えるかもしれないな
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｢そうそう。やり方は合ってる！あとはここの計算ミスだけかな｣
菊丸｢やっちゃった〜計算ミス･･･｣
｢でもここまでできてたら大丈夫だよ｣
菊丸｢へへ、やった｣
赤ペンではなまるをつけてあげると、
それを見ながら嬉しそうにはにかむ英二くん
小学生みたいだ
桃城｢A先輩！俺のはどうっすか！？｣
｢うんとね、ここはさっきの公式使って･･･うん、そんな感じ｣
桃城｢す、すげぇ･･･俺この手の問題解けた事ねぇのに･･･A先輩の教え方が上手いおかげっすね！｣
｢ううん、2人とも飲み込み早くて助かるよ｣
そう、この2人は意外にも飲み込みが早い
応用問題もすんなり解けるし、
やれば出来るタイプだな
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大石｢A、調子はどう？｣
｢あ、みんな･･･もう終わりの時間？｣
時計を見ると、いつも部活が終わる45分前
みんな勢揃いだ
河村｢早めに切り上げたんだ。ここからは俺達も手伝うよ｣
手塚｢言っておくが、俺たちはAのように優しくはないぞ｣
項垂れながらも気合いを入れ直す赤点組
･･･3日後、なんとかなりそうだな
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MOMO(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張って下さい。 (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
牧(プロフ) - 毎日の楽しみです！財前とこれからどうなるのかもワクワクですね！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: 0d6f1959a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2022年7月13日 22時
