嫉妬 ページ35
そんなことより気になってることがある
忍足さんの関西弁だ
｢忍足さんって関西出身ですか？｣
侑士｢おお、ようわかったな。大阪出身やで。四天宝寺っちゅーとこに従兄弟もおんねん｣
｢！私四天宝寺通ってたんです｣
侑士｢そうなん？すごい偶然やなぁ。忍足謙也いうんやけど⋯知っとる？｣
｢うーん、光がよう話しとったかもなぁ⋯浪速のスピードスターとかなんとか｣
侑士｢はは、そいつや｣
まさか東京で光の仲良しさんの従兄弟に会えるとは
世間は狭いなぁ
侑士｢せや、忍足だと謙也と混ざるで。侑士でええよ｣
｢ゆう｣
菊丸｢ストーーップ！｣
侑士くん、と呼ぼうとしたら
英二くんが急に大声を上げる
な、なんでしょうか
｢どうしたの｣
菊丸｢なんか仲良くなりすぎじゃない！？Aの関西弁なんて俺らも聞いたことないのにぃ！｣
関西弁⋯あ、たしかに侑士くんにつられてたかも
だって大阪生まれ大阪育ちだもん、関西弁がたまに出ちゃうくらい許して欲しい
でも皆を放置して盛り上がってたのは申し訳なかったな
｢ごめんごめん｣
向日｢男の嫉妬は見苦しいぜ！菊丸！｣
｢しっと？｣
菊丸｢見苦しくてもなんでもいいー！！Aは俺らのマネージャーなんだからな！！｣
｢ちょっと、みんな見てるから｣
周りを見渡すと買い物してたお客さんたちの視線がこっちに集まっていた
⋯恥ずかしい
宍戸｢⋯激ダサだな｣
日吉｢ほんと、見てて恥ずかしいですよ｣
跡部｢本当にアイツらでいいのか？なあ樺地｣
樺地｢ウス｣
｢⋯ほんとにね｣
やいのやいの騒いでる英二くん
って、いつの間にか武くんも参戦してる
なんとかしてよ国光くん、という目で国光くんを見るとため息を吐いて顔をしかめている、お手上げなようだ
⋯ほんとにこの2人は
｢そこまで｣
周りからの視線に耐えられなくなった私は
英二くんと武くんをどーどーと宥める
桃城｢A先輩！俺らのっすよね！？｣
青学のみんなの視線を感じる⋯
ちらっと見ると
周助くんはクスクス笑ってるし、
貞治くんはいつものノートを構えてる
一体なんのデータを取るつもりなの
｢はいはい、みんなのデス。青学のマネージャーデス｣
心篭ってない！と野次が飛ぶけど
気にしたら負け
まったく、何を心配してるんだか
うるさくても激ダサでも
私はもうみんなが迎え入れてくれた時から、
君たちのことが大切で大切で仕方ないのに
⋯あれ
なんか今、答え出た気がする
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MOMO(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張って下さい。 (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
牧(プロフ) - 毎日の楽しみです！財前とこれからどうなるのかもワクワクですね！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: 0d6f1959a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2022年7月13日 22時
