最前列へXII

後追い　理佐 ページ3

理佐side

ちょっと喉渇いたし、飲み物買ってこよ〜って
立ち上がると

貴「どこ行くの？」

理「飲み物買いに行くだけだよ」

貴「ふーん。」

そう言いながら、何故かAも立ち上がった

理「Aもいる？買ってくるよ。なにがいい？」

貴「一緒に行く」


最近はこうやって、着いてくることが増えた

由依にも後追いがすごいねって言われる笑

でもだからってベタベタしてくるわけでもなくて、なにか話すわけでもない

まぁそれでも特に気にならないのがA

理「どれ飲む？」

貴「理佐と同じの」

理「じゃあ、これね」

本当は水買おうかと思ったけど、A水好きじゃないからスポドリにした

楽屋に帰ると２期生も揃っていて、Aは自然とわたしから離れる

２期がいると、まるで譲ってるかのように離れて、その代わりに天ちゃんとか夏鈴ちゃんがきてくれる

チラッとAの方を見ると、友香とお話ししてるみたい

収録終わり、こばと話しながら帰っていると

小「理佐の卒業まであと1ヶ月くらいかぁ」

理「なんかさ、まだ実感ないんだよね」

小「わかる。理佐いないのとか想像できないもん笑」

理「私もだよ〜。みんないるのが当たり前だからさ」

小「特にAとか心配笑」

理「そうだね〜。最近2期生に遠慮してるんだよね」

小「Aが？」

理「2期生いると、あんまり隣とか来ないんだよね」

小「A遠慮しいというか、そう言うところあるよね」

理「ね。」

卒業発表してから毎日があっという間に過ぎていく

天「こんなお姉ちゃん本当にいたらいいのにって」

ある日のそこさくで言われた一言

理「もー、泣いちゃうじゃん」

天「だって〜」

二期生の成長が楽しみだし、改めて皆んなが大好きで可愛くて、守りたいなって思った


次は一期生
私の提案でかくれんぼをすることになった

次々とみんなを見つけていけたんだけど、、

小「Aまだ見つからないの？笑」

理「可笑しいなー。全部見たはずなのに笑」

負けず嫌いな私にとって見つけられないのは悔しい

理「スタッフさん、絶対場所言わないでくださいね！」

もう一度探し直すと、ここ見てないかもってクローゼットがあった

理「ん？ここ見てないかも！」

開けてみると、体操座りのまま寝てるAが

理「Aみーつけた！」

貴「、、ん？理佐」

寝ぼけてるのと、眩しいので目を瞑ったまま私の服の袖をぎゅってしてる

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