#3 ページ4
.
ー Side るぅと ー
同じクラスになれたことで僕には悩みが増えました。
さとみ「Aちゃん」
『あっ、さとみ先輩』
すごくイケメンな先輩がよくAちゃんの元にやって来ます。
その先輩は本当に頻繁にクラスにやって来て、何やら音楽の話をして帰っていく。
さとみ「あれ聴いた?あのバンドの最新曲」
『聴きました!珍しくバラードでしたね、もう泣きまくりましたよ〜胸が熱くなりました!』
さとみ「泣いてる想像ついたわ」
『えっ、それはそれで恥ずかしいな』
ほんのり顔を赤く染めるAちゃんに、先輩は軽く頭を撫でて「可愛い」と笑った。
チャラいよ、Aちゃん!
その先輩はチャラいよ!
なんて心の中で思っても届かない。
莉犬「見過ぎだよ、るぅちゃん」
るぅと「え?あ、ごめん」
莉犬「さとちゃんはね、基本的には真面目だけど見た目があんな感じだし女の子にモテるんだよ。でも珍しいなぁ、自ら足を進めてまで女の子のところに行くなんてさ」
るぅと「えっ、莉犬知ってるの!?」
莉犬「知ってるっつーか、まぁ、親同士の知り合い?」
るぅと「早く言ってよ!」
莉犬「でもちょっと心配だな...」
莉犬が心配そうに2人を見てるのを僕は不思議そうに思いながら、また目線はAちゃんの方に戻した。
あんなに自然に話せる先輩がうらやましい。
僕にはそんな才能ないよ。
歌は好きなんだけどなぁ...。
あの2人を見てると心の中で感じたことのないモヤモヤに支配されて苦しくなる。
10年近く片想いしている。
そろそろやめた方がいいのかなぁ。
でもやめられない。
見ているだけでよかったはずなのに、話したいとか触ってみたいとか変な感情を持つようになった僕はおかしいの?
329人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ともか@推しが尊い連盟(プロフ) - ひーりん。さん» はい! (2019年12月30日 19時) (レス) id: 8d3c14094f (このIDを非表示/違反報告)
ひーりん。(プロフ) - ともか@推しが尊い連盟さん» わああ毎回ありがとうございます…!来年も是非よろしくお願いします(´˘`*) (2019年12月30日 19時) (レス) id: 366961858c (このIDを非表示/違反報告)
ひーりん。(プロフ) - ゆうみさん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとっても嬉しいです(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年12月30日 19時) (レス) id: 366961858c (このIDを非表示/違反報告)
ともか@推しが尊い連盟(プロフ) - お久しぶりです、ともかです!来年も宜しくお願いします!更新楽しみにしてます! (2019年12月30日 19時) (レス) id: 8d3c14094f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 好みの作品キタ――(゚∀゚)――!!あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あの!!!!!これからの更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年12月28日 6時) (レス) id: 92d4070df6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年9月21日 16時