びたーすうぃーと。【るぅと】

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ー Side るぅと ー





僕の初恋は小学校3年生。



人見知りで友達もいなかった僕はいつも1人だった。






いつも1人で自分の席に座ってぼーっとしていた僕に、クラスの中で人気者だった男の子が声をかけてきた。






最初は話しかけられて嬉しかったんだ。




でも、その嬉しさとは反対に彼は「ぼっちでおどおどしてて気持ち悪い」と笑う。






人気者の彼はほかの友達と僕を囲んで悪口を言った。





小学生だったからその悪口も今思えば大したことないかもしれない。



でも小学生の僕はそれに泣いてしまった。






休み時間で先生もいない。
クラスの子も見てるだけ。





そんななかだった。







『やめなよ！泣いてるよ！』





僕を助けてくれた女の子。




AAちゃん。





『いじめをする人が一番気持ち悪いんだよ！A、一番嫌い！』




その人気者の彼はAちゃんが好きで、その言葉にすごくショックを受けたらしくすぐいなくなった。




『もぉ！ごめんなさいって謝ってからいなくなってよね！ね、晴斗くん！』




僕にはAちゃんがキラキラ輝いてみえた。




幼稚園の頃から家もわりと近くて知っている。

いつもみんなの中心にいる女の子。






性格もいいなんてずるいよね。

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