Happy Birthday Kei！(2) ページ20
「あんまり、気に入ってくれなかった？」
その言葉にラグに座っていた彼が私の足に身体をぴったりくっつけて太ももに頬を乗せる。
部屋着がショートパンツだから彼のすべすべの頬が直接当たって本来ならドキッとするはず。
だけど今はその仕草が本物のネコみたいで可愛いという気持ちが先行する。
その気持ちのままに思わずダメと自分で言っておきながらその三角を撫でてしまう。
髪が去年より短くなった分小さくなったネコ耳。
巻いてふわふわになった手触りが心地いい。
そして、私の手を気持ち良さそうに受け入れてくれる彼に愛しさが増す。
落ち着いた空気にさっきまでの不機嫌な彼がいなくなったけど今度は少し拗ねた声。
「気に入らないとかじゃないよ。
でも、Aには可愛いよりもカッコイイとか男らしいって思ってほしいの。」
頬をくっつけて話すから太ももにダイレクトに振動が伝わる。
そして、その言葉の内容と今の私達の構図が真逆過ぎて思わず笑ってしまう。
「ふふ、ねぇ今のこの状況でその言葉全然説得力ないよ。」
「そんなの分かってるし。」
私の言葉でもまだ彼は同じ格好。
そんな彼に撫でる手はネコ耳から頭に滑り透き通るようような銀髪に移動する。
「大丈夫だよ。
慧は可愛いところもあるけどいざっていう時は男らしいのちゃんと知ってるから。」
私の言葉に満足そうな顔になって太ももから頬を離して今度は私の手をにぎにぎし始める。
「でも、意外だなぁ。
Aがアイドルの俺に興味持ってくれてたなんて。」
「そうかな？」
握られた手は彼のされるがまま。
「だって、付き合う時も『私はアイドルじゃなくて同級生だった伊野尾くんと付き合いたいの』って言ってくれたくらいだし？」
その言葉は数年前に私が彼に必死に想いをぶつけた時の言葉。
そして思い出すのはほんの数年前の彼との出会い。
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☆☆さお☆☆(プロフ) - おちゃのこさいさいさん» お誕生日毎に更新を続けてよかったです(*´ー｀*) リクエストありがとうございます。知念くんの担当さんなのですね！11月まで長くお待たせした分、甘いのをいっぱい詰めた彼のお話を書けるように準備します！ (2018年12月18日 8時) (
レス) id: c4fa897311 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃのこさいさい - 毎回JUMPの誕生日が来るとこの小説を読んでいました！今後の更新についても読みました。バレンタインの、お話、私は知念担なので知念君を書いてくれたら嬉しいです。これからも頑張ってください。応援してます！ (2018年12月17日 19時) (レス) id: 97e5a79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - kizutsumuさん» ありがとうございます！ テーマが甘いお話なのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです。 有岡くんの担当さんなのですね！ 楽しみなんてとっても嬉しいです。どんな彼にするかはまだちゃんと決めていませんが精一杯有岡くんの甘いお話を書いてみます！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
kizutsumu(プロフ) - すっごいキュンキュンします！(ﾉд<｡｀)ｬﾍﾞｰ つぎは、自担の大ちゃん･･･！楽しみにしてます！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4bb9dcf014 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - けとルト.・＊さん» はい！ 1年間で色々なお話を書いていきたいなぁと思います。 (2018年4月2日 21時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆さお☆☆ | 作成日時：2018年2月1日 22時
