Happy Birthday Ryosuke！ (3) ページ17
私の気持ちに気付いた彼が頭を柔らかく撫でてくれる。
その撫でる手だって『当たったら痛いでしょ？ 』って私を気遣ってアクセサリーをしていない方の手で撫でてくれる。
その優しさにまた彼を好きになる。
そして
「Aも思い出してくれた？
俺のこと好きになってくれた時の気持ち？」
『好きになってくれた』なんて彼は言ってくれるけどその時には私だって彼がアイドルだって分かってるけど止められない想いで溢れていた。
そして、今はその時以上に気持ちが溢れている。
それに、さっきから胸がぎゅってなるのはきっと涼介くんが私の心を甘く掴んで離さないから。
だから私も彼の心を掴みたくて溢れる想いを口にする。
『好き』なんて言葉じゃ足りないからもっと先の言葉で。
「涼介くん、愛してる。」
すると私の言葉に反応した彼は回していた腕を少し離して私の頬を両手で包み込んだ。
「A顔見せて？」
彼の優しい声を聞いてどんな表情でいるのか気になって素直に胸に埋めていた顔を上げる。
すると、とびっきりの柔らかな甘い顔で私を見つめている彼と目が合った。
そして
ゆっくりと彼の唇が私の口元に降りて触れる二つの唇。
それをきっかけに触れては離れてを繰り返す私達。
温かくて幸せな気持ちで満たされる。
「俺もうあん時より大人になってるよね？」
彼が熱のこもった目で問い掛けたその言葉でとっても大事なことを思い出す。
「あー！！」
「なによ！？」
今までの甘い空気を見事に崩した私の大きな声に彼が目を開いて驚く。
そんな彼を気にせず私は彼の腕からがばっと抜けて急いで冷蔵庫から冷やしていたお皿を取り出す。
そして彼の前にあるローテーブルにそれをコトンと置き座ってる彼の前に立つ。
「涼介くん２５歳のお誕生日おめでとう！」
その言葉で彼も自分がここに来た目的を思い出したようで「あっ！」という顔をした。
「ありがとうA。
うわぁここに来た目的完全忘れてたわ。
で、それは何？」
その言葉で一気に気まずくなる私。
「プレゼント用意出来なかったから苺を用意しました。」
「え？」
彼の驚き声に私は下を向いて一気にその理由を伝える。
「ごめん！ 言い訳にしかならないけど今大きな仕事が入ってて、ここ最近残業続きなの。
だから、プレゼント選べなかった。でも今日急に会えることになって嬉しくて今用意出来ることを考えた結果がこの苺です。」
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☆☆さお☆☆(プロフ) - おちゃのこさいさいさん» お誕生日毎に更新を続けてよかったです(*´ー｀*) リクエストありがとうございます。知念くんの担当さんなのですね！11月まで長くお待たせした分、甘いのをいっぱい詰めた彼のお話を書けるように準備します！ (2018年12月18日 8時) (
レス) id: c4fa897311 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃのこさいさい - 毎回JUMPの誕生日が来るとこの小説を読んでいました！今後の更新についても読みました。バレンタインの、お話、私は知念担なので知念君を書いてくれたら嬉しいです。これからも頑張ってください。応援してます！ (2018年12月17日 19時) (レス) id: 97e5a79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - kizutsumuさん» ありがとうございます！ テーマが甘いお話なのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです。 有岡くんの担当さんなのですね！ 楽しみなんてとっても嬉しいです。どんな彼にするかはまだちゃんと決めていませんが精一杯有岡くんの甘いお話を書いてみます！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
kizutsumu(プロフ) - すっごいキュンキュンします！(ﾉд<｡｀)ｬﾍﾞｰ つぎは、自担の大ちゃん･･･！楽しみにしてます！ (2018年4月2日 22時) (レス) id: 4bb9dcf014 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆さお☆☆(プロフ) - けとルト.・＊さん» はい！ 1年間で色々なお話を書いていきたいなぁと思います。 (2018年4月2日 21時) (レス) id: 59a83aa7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆さお☆☆ | 作成日時：2018年2月1日 22時
