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用語集 ページ4

【インターフェイサー】
生物が持つ固有の情報を視認したり、その情報にアクセスする能力を持つ者たち。
持つ能力は、情報を文字や映像で視認する情報視認能力、鍵盤を使って視認した情報にアクセスしたり加筆の痕跡を探る情報解析能力、情報を書き換えて上書きする情報構築能力の3つに分けられる。
情報視認能力で閲覧できる情報は、あくまでもその相手が自分に教えて良いと思っている情報のみ。相手が自分に知られたくない秘密などには錠前のようなものがかかり、アクセスできない。
アクセスできる情報＿＿即ち、相手が自分に教えて良いと思っている情報でなければ、例えどんなに高等な技術を持ったインターフェイサーでも書き換えはできない。
インターフェイサーが生物と目を合わせると、その生物の周りに、ゲームのステータス画面の様なものが出てくる。その画面にある、感情、記憶、知識などの大まかな項目から、その生物が持つ様々な情報にアクセスし、閲覧することができる。
アクセスは、インターフェイサーにしか見えない“鍵盤”と呼ばれるものを使って行われる。
基本的に、相手の同意を得ずに勝手にその人物の情報にアクセスする事は、不正アクセスの禁止等に関する法律に新たに追加された項目で禁止されている。後述するアロウスも、同じ法律によって禁止されている。
杉並区連続通り魔事件の当時を知る者の中には、インターフェイサーに対して悪印象を抱いている者も多い。また、インターフェイサーが持つ能力に関してはまだまだ世間の理解が追いついておらず、『どんな情報でも勝手に覗けてしまう人々』という誤った認識をして、インターフェイサーという存在を恐れている者もいる。
インターフェイサーというだけで差別的な扱いを受ける事は、日本において珍しい事ではない。

【アロウス】
免許を持たないインターフェイサーが生物の情報にアクセスし、その内容を書き換えたり、相手の同意なしに情報にアクセスする事などの違法行為を指す。
正当な理由なくアロウスをする事は法律で禁止されているので、民間のインターフェラーが情報構築能力を使う機会はないに等しい。

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