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「…けどさぁ〜、こんな顔で家帰れないよ！！
お母さん、びっくりして腰抜かしちゃう！！」
「あはは！Aちゃんだって、気付かないかもね！」
「予備校で遅くなってると思ってるのに、終電間近にギャル化した娘が帰って来たら何て言われるか！」
「んじゃ、帰るのやめる？？」
「え？」
田中くんがサングラス越しに、にっこりと微笑む。
「割引券、まだあるし？」
…�牴燭痢�″と尋ねる勇気が出ず、思わず口籠ってしまう｡
すると何かを察したかのように即座に私の肩にガシッ！っと腕が回され、走って逃げることすらできなくなってしまった。
いつもの田中くんの軽い冗談だとは分かっているつもりだけど、なぜか緊張して頭が上手く働かない。
私が着ているサラリとした触感のウールのコートは、田中くんが持って来てくれたものだ。
ボタンを開けたままの正面からは、今にも肩からすべり落ちそうなオフショルダーのニットが見えている。
私の胸元のあたりでぶらりと下がっていた田中くんの手が、大きく開いたニットの中へと滑り込んで来る。
ひんやりとした手の感覚にびっくりして、「きゃっ…」と短い悲鳴を上げながら思わず足を止めると、おもむろに細長い人差し指が、私の胸の膨らみの一点をグイッと押した。
「コレさぁ、北斗？」
「え？」
「それとも、きょも？」
そっと見下ろした先には、先程咲いたばかりの紅い花びら。
ハッと息を呑み、反射的に思い切り視線を逸らす。
「………その反応は、きょもっぽいね。
つか、馬鹿正直に動揺してないで、なんかテキトーに誤魔化そーぜ？
虫刺されとか何とか…まぁ、今、真冬だけど。」
はは！と何でも無いように笑う田中くんが、私の胸元からそーっと手を引っ込める。
一言もしゃべっていないのに、完敗したような気分なのはなぜだろう。
いや、私はきっと、本当に負けたのだ。
�爛丱譴燭藹�わり″と言われたゲームに
こんなにもあっさりと。
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マヨ(プロフ) - あいりさん» こちらこそ、ありがとうございました！じゅったんカッコよく書けていたならよかったです(^^)モテない女がモテる男を書くのは大変でした…( ；´Д｀) (2022年2月20日 0時) (
レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - マヨさん» ありがとうございます！読ませていただきました！やっぱり樹がかっこよすぎました🥹 (2022年2月19日 17時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます(^^)パス開けました〜！ (2022年2月19日 10時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 俺の可愛い妹で、俺らの大切なお姫様。にやられました😇パス教えて下さい🙇♀ (2022年2月19日 1時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - 澪さん» お待たせ！！じゅったんとのデート書きました！！パスかけてあるから、読みたくなったら言ってくださーい！！ (2022年2月18日 22時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2021年12月2日 1時
