見える者 漆

同類 ページ23

みんなはエンマに妖聖剣の真実を知らされた



ア「何のために苦労して妖聖剣を集めてたんだよ！」


A「このままじゃ町が空亡に…」


オ「皆！これを見ろ！」



オババさんの持っていていた水晶を見ると再びカイラが暴れていた



ケ「さっきより強くなってる」


エ「空亡が覚醒した事により力が増しているんだ」


ア「早く止めないと！」


エ「今のお前達でかなう相手ではない。奴のことは俺に任せておけ。お前達はナツメを守るんだ」


A「待ってエンマ。貴方がカイラを止められたとしても真魔達までは止められない。
私も戦う」


エ「そんな事したら本当に体がもたないぞ。それに空亡はお前を “餌” として狙ってるんだ」


ト「どういう事…A」


エ「あっ！…すまない」


ケ「餌…？」


A「みんなに話さなきゃいけない事がある。それは『私が何者か』という事」


ナ「どんな真実でも受け入れるから！」


A「…………私は朱夏様の……闇なの」


全「ッ？！」


アヤ「闇…？」


オ「つまりお主は？！」


A「私は朱夏様から生まれた……怪魔なの…！」


ケ「『怪魔』ってあの時俺を襲った黒い妖怪だよね…？」


ト「Aも同類だったの…？」


アヤ「嘘…」


A「嘘じゃないわ。私は怪魔…生きる者から生まれる闇を増幅させた妖怪」



もう……後戻りは出来ない

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