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イソップside
「エミリー、彼の耐久値が10をオーバーしたわ」
「10から動かなくなったわね」
「まだそれやってるんですか？」
「俺部屋戻っていい？」
(心臓破裂して死にそう)
どうも、イソップ・カールです。
ナワーブさんとラルの心の声がダダ漏れしすぎてカオスな空間と化した食堂にいます。
事の始まりはバルサーさんの実験からなんですが、唐突にパトリシアさんがまじないか何かを込めたスコーンを試作した所から事件は起こりました。
そのまじないが効きすぎたのでしょうか、今に至ります。
『イソップは飲まないんですか？』
(僕だけが飲んで良いんでしょうか。少し申し訳ないな)
これにYESかNOと答えても悲惨な結果になる気がする。どうすれば。
「え、ええと「僕も飲んで良い？」
『勝手にどうぞ』
(誘ったのはイソップなんだけどな)
キャンベルさんの動きがピタリと止まる。
彼の視線がこちらを向いた。
「
「
「ラル、今夜女子会しましょう？絶対に来なさい」
『了解です』
(2回目の女子会だ！もっと皆と話して仲良くなれたらいいな！)
パシンと自身の額を叩いて目を瞑るナイエルさん。
全員がそうしたいところだ。
何故なら純粋無垢過ぎるから。
心が正直すぎて全員の心が浄化されていくようです。
『そのテディベアはエマさんのですか？』
(懐かしいな)
「そ、そうなの！小さい頃にパパから貰った物なの！」
「俺があげたやつどうした？」
(どうせ忘れてんだろうな)
『一応持ってます』
(お兄ちゃんに見立てて毎晩話しかけてた頃が本当に懐かしい。
今でも寝る時に抱きかかえて寝てるなんて言ったらまた揶揄われるから言わないでおこう)
すいません。ナワーブさんがぶっ倒れました。
誰か運んでやって下さい。
「オーバーキルね」
「あんた、見た目に反して、その、なんて言ったらいいか」
『僕の何が悪かったんでしょうか』
(僕なんもしてないんだけどな)
それ以上喋らないで下さい。
彼が出血過多で本当に死にます。なんかもう悟った顔してるのでそろそろ危険です。
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白狐-bilyakko-(プロフ) - リパ推しの雪さん» ありがとうございます！(*´`)更新頑張ります！！ (2021年3月1日 9時) (
レス) id: 6701540cff (このIDを非表示/違反報告)
リパ推しの雪 - すごい素敵な作品ですね！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年3月1日 5時) (レス) id: e92c1b8c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐ーbilyakkoー | 作成日時：2021年2月27日 1時
