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ナワーブside
「いやいやいや迷惑だって！」
「個人的に話したい事があるって言えば平気さ！」
「これも計画の1つなんだから我慢しなさいよ」
「お前等が行けばいいだろ！？何で俺今から告白しに行くみたいなノリに巻き込まれてるんだよ！」
「じゃあノックするよ。さらば！」
「あんのバチバチ野郎……」
ルカに変なシールを胸に貼られて背中を押され、気づけばラルの部屋まで数歩という距離。
簡単な実験に参加しろ？俺の言動次第で結果が大きく左右されるだぁ？
しかも俺だけじゃなくてラルも巻き込まれているらしいな？
「その事も合わせて話するか……」
ドアをノックしようとした矢先、ガチャリと開いて前につんのめった。
『何か御用ですか』
「あーその、今からカスタム行かね？個人的に話したい事があって」
うわ、すっげー嫌そうな顔。
適当に言い訳して逃げようとしてるのが分かりやすすぎる。
「ジェットコースター乗りに行こうぜ！？乗った事ないだろ？」
ラルがその言葉にピシッと固まる。
それからすぐに俺の手を握ってぶんぶんと振りながら目を輝かせた。
俺が驚いていると急に目を逸らした。
すぐに自分も一緒に乗ると伝え、小さな条件をつければ渋々了承してくれた。
ドアを閉めて静まり返った廊下で……いや目の端はうるさい。
壁の影からこっちの様子を伺っている計画犯。
「成功したようだな！」
「まだ甘いわね。行動に移して初めて成功と言えるのよ」
「さっきから俺は一体何をしてるんだ……」
はぁと溜息をつけば、光が眼前を照らして準備完了した事を知らせる。
寒くなってきたから着ないと言っていた衣装を着ている。
腕に蛇が巻きついてこちらを睨み下ろした。
突っ立っていれば手を引っ張られて無理矢理に走らされる。
「俺は逃げねぇって！！」
『そうですか』
「なんだ止まるのかよ。危うくお前にぶつかるかと思ったぞ。
おい、どうした。気に触る事でも言ったか？」
『昔を思い出しまして。遊園地楽しみです！』
普段のラルからは見えることのない笑顔。
ちょっとした悪戯心が芽生えていく。
ラルの股下に顔を入れ、足をしっかりと掴んで持ち上げた。
降ろしてと言われても降ろさない。
誰に見られているかも分からないのに、と言われてギクリとして横と上を交互に見る。
『普通は僕が下じゃないですか？』
「お前に持ち上げられんのだけはプライドが許さない」
良かった。気づかれていないようだ。
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白狐-bilyakko-(プロフ) - リパ推しの雪さん» ありがとうございます！(*´`)更新頑張ります！！ (2021年3月1日 9時) (
レス) id: 6701540cff (このIDを非表示/違反報告)
リパ推しの雪 - すごい素敵な作品ですね！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年3月1日 5時) (レス) id: e92c1b8c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狐ーbilyakkoー | 作成日時：2021年2月27日 1時
