隊長三十六 ページ39
NOside
『随分とお揃いだこと』
A達の見る方には護廷十三隊の隊長、副隊長が数人並んでいた。
？？「あらぁ。趣味の悪い服着せられちゃって」
？？「白より黒が似合うと思うな」
花模様の羽織を着ている男と白髪の男がAに声をかける。
『…………』
Aは思った。
育て方、間違えた？と。
『眠い………』
藍染「私の胸を貸してもあげよう」
『……………』
Aは何も言わずに藍染に抱きつく。
『何………かあれば…起こし………て………』
藍染「安心してくれ。次貴女が目を覚ますのは私の腕の中だ」
ゆっくりと目を閉じるAの瞼に優しく口付けを落とす藍染に、隊長達は怒り心頭だった。
藍染「凄い殺気だ。まるで汚物を見るような目だ」
砕蜂「当たり前だ。貴様の存在自体汚物だからな」
その言葉に藍染は何も言わずただ腕の中で眠るAを見て笑みが零れた。
藍染「スターク、バラガン、ハリベル来るんだ」
歪みがゆっくりと開き底から十刃の三人が出てくる。
スターク「……A様は大丈夫なんですか？藍染様」
藍染「問題ないよ、お昼寝中さ」
スターク「さいですか……」
残りの二人もAの方を見たが今口出しすれば藍染の機嫌を損ねる事が分かっているため何も言わない。
？？「ありゃりゃ、遅かった？」
？？「揃ってんのに居ねぇって事は遅刻だ」
？？「俺まで連れて来やがって。悠雷のお守りはどう住んだよ」
藍染は目を見開いた。
そこにはAの部下である萩、妄、廉が居たからだ。
萩「…………藍染君の腕の中にいるA様は眠ってるって考えて良いんだよね？」
藍染「勿論」
萩「そっか、なら良かった。君が殺したんじゃないかって内心焦ってたから」
何時もと変わらない顔、変わらない声色の筈なのに何処か怒って居るような霊圧に藍染はほんの一瞬だけ身震いした。
藍染「そうか………君が昔彼女が言っていた“妖精眼”か」
“妖精眼”、それは人の心を簡単に覗く事が出来る目であり、同時に相手に別の記憶を刷り込むことの出来る魔眼。
萩「まぁ、俺のは有名所だからすぐ分かるよね」
嬉しそうに笑う萩の瞳は笑っておらずその瞳からは光が消えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイ(プロフ) - すごく面白いです！！！更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！質問？なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います！ステラは誤字でしょうか？ (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリス | 作成日時：2022年11月14日 12時
