隊長十四 ページ17
Aside
？？《久しぶりだね、A》
？？《待ってたよ、我らが主よ》
…………此処は夢の中？
『………“なんだ、お前達か”』
？？《昔の口調に戻ってる。懐かしい感じだなぁ》
？？《懐かしいな、昔の主様は口が悪かったからな》
私の斬魄刀、姫鶴一文字と百鬼夜行が目の前に立っている。
『なんでお前達が此処にいるんだ？此処は私の夢？の中なんだろ？』
ゆっくりと体を起き上がらせると夢の世界の場面が変わった。
姫鶴《あの二人また喧嘩してるの？ほんと元気だよね》
百鬼夜行《あれを元気とは言わない気がするが……》
どうやら此処は私の記憶から作られた世界らしい。
『眠気に負けて寝ちゃったんだけどまだ喧嘩してるの？あの二人』
姫鶴《あ、口調戻った。なんか悲しいな》
姫鶴は関心事が無いと全く反応しない尼姫と同じく気分屋だが、慈愛の心は持っている。
それとは対象的に百鬼夜行はどんな事にも態様する私の持つ斬魄刀の中では一番の常識人。。
『………………』
百鬼夜行《大丈夫か？主様》
姫鶴《何処か痛いの？痛いとこ百鬼君に移したげる》
私の顔を心配そうに覗く二人を見てよく分からない感情が芽生える。
真っ黒でドス黒い何かが。
？？《駄目…だよ。君はまだ………でしょ？》
二人《《お前は！》》
百鬼夜行と姫鶴が私を護る様に前に立つ。
けれどそれを意に介さず“ソレ”は近ずいて来る。
二人は“ソレ”の放つ何かに耐えられなくなったのか姿が消え声も聞こえなくなった。
？？《は……帰り…。き…は、ま、だ……を…………ちゃ………い》
“ソレ”は私の頬を優しく撫でた。
何処か暖かく、優しい手つきで。
『貴方…は？』
口が勝手に動く。
？？《……》ﾌﾙﾌﾙｯ
“ソレ”は名前を教えてくれる事はなかった。
私は口を開こうとした。
だがそれは“ソレ”の口によって塞がれていた。
何故だかそれがとても嬉しくて私は“ソレ”が私から口を離しても自ら口付けをした。
『いかないで……私を、一人に…しない…で』
求めても“ソレ”はもう口付けを許してはくれなかった。
私はそこで目が覚めた。
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アイ(プロフ) - すごく面白いです！！！更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！質問？なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います！ステラは誤字でしょうか？ (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリス | 作成日時：2022年11月14日 12時
