Feather (ページ25)

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ばいばいページ25

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"愛してるよ"

"私も"

優しくキスをするふたり

手を絡ませて見つめ合いながら照れ合う

それを見ている私

なんて残酷な夢

ゆっくり目を開ければ生地の薄いカーテンから
差し込む朝日

7時前の冷たい空気

　「…はぁ…」

目をこすると濡れている頬に気がつく

　「ばかみたい」

目が赤くなるくらい強く擦る

擦っても擦っても、痛くても痛くても止まらない涙に呆れる

ﾌﾞｰﾌﾞｰ

　「…はい、もしもし」

JK「お、珍しく早く起きてる、寝起き？」

　「うん…、グクもこんな時間に起きるとか珍しいじゃん…」

JK「まぁな、って元気ないな、どうした？」

　「朝早くからハイテンションのわけないじゃん」

JK「まぁ、そっか」

　「それで、用は？」

JK「あ、そうそう、今日俺さダンスまた行くから来る？って」

　「ホソクさんのところ？」

JK「そう、来る？」

　「うん、行く」

JK「体調大丈夫なの？」

　「それ、先に聞けよっ」

JK「いや、そうやーって思い出したから」

　「大丈夫だよ、何時にどこに行けばいいの？」

JK「9時半頃、迎えにいくよ」

　「んーわかったー」

JK「じゃぁ」

　「ん」

また訪れた沈黙に寂しさを感じリビングに向かう

RC「あ、おはよ早いなんてめっずらしいじゃん笑笑」

　「なぜ笑う！」

RC「明日は雹でも降るんじゃない？笑」

　「降るか！んなもん！」

RC「あ、そうだ、今日から4日間日本に帰ってパパママに会ってくるよ」

　「なんで」

RC「あんたのこともそうだし、これからの事とか話さなきゃいけなの」

　「ありがとー」

RC「他人事なんだから、本当に…笑笑」

　「ねぇ」

RC「ん？なに、おみあげなら買ってｋ…」

　「私も行く」

RC「なんで？」

　「やりたいことがあるの」

RC「いいけど、うん…？」

　「あと、一緒には帰れないや」

RC「え、どういうこと？」

　「私は向こうに半年はいるから」

RC「え？へ？」

　「私、歌手を目指したい。その準備として日本に帰りたい」

私の口から出た帰りたいの言葉がこんな流れで出るなんて姉も私も思ってなかったよ

RC「そっかわかった。じゃぁ、出発は9時だから早く準備しな」

いつのまにか夢を見ていた私は夢を追いかけるようになっていた

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