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NJ「本当に、ヒョンっt………Aさん…?」

 「あ、はい! なんですか!?」









思いっきり服の袖で目元を拭いたからか少しひりひりする









NJ「…好きなの?」

 「え?」

NJ「ユンギヒョンのこと」









ナムジュンさんにはわかっちゃうよね苦笑









 「わかっちゃいますかね笑笑」









誤魔化すように笑う私









NJ「そっか」

 「気持ちわるいですよね笑 彼女と幸せそうな人に恋をするなんて笑」

NJ「…」

 「私なんかがユンギさんを好きになること自体間違ってますね笑笑」

NJ「Aさん」

 「あー、ほんと悲しいですね笑笑」









溢れ出る涙と溢れ出る真っ黒な言葉









 「それに、私なんk…」

NJ「Aさん!」







ビクッ









車内に響いたナムジュンさんの声に体が跳ねる









NJ「私なんか、なんていっちゃダメだよ。恋することが何が悪いの」

 「…」

NJ「心にもないこといっちゃだめだよ。自分を傷つけるのはわかってるよね?」

 「…コクッ」

NJ「好きなら好きでいいんだよ? ただ出会うタイミングが遅かっただけでAさんは何一つ悪くないよ」









止まっている車にはエンジンの音もしない

嗚咽まで溢れそうになったときナムジュンさんが背中に手を回して優しく癒すように撫でてくれる









NJ「Aさん?」

 「…はい?」









ナムジュンさんの方を向くと頭に手を置いて撫でながら









 「泣かないで」









ってまるで自分のことの様に苦しそうにつぶやいた









 「ナムジュンさん…?」

NJ「よし! 早く帰ろうか!」

 「は、はい」









直ぐにいつもの景色になる









 「あ、ありがとうございます!」

NJ「うん、はやく家に入って?笑」

 「はい!」









ナムジュンさんのあの顔が頭から離れないまま
駆け足でドアの前まで来て振り返る


いつもの笑顔でこっちを見ているナムジュンさん

ぺこっとお辞儀して家の中に入れば真っ暗な空間









 「ナムジュンさん…」









なんであんなに苦しそうにしていたのか
それなのにすぐに笑顔で笑っていたのか



出会った日が浅い私にはわからない


ナムジュンさんの苦悩がある


いつか支えられたらと思う









.

ばいばい→←帰り道



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けみ - よかったです! (2019年1月14日 0時) (レス) id: 634fba163f (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん先輩(プロフ) - すいません!教えていただきありがとうございます! (2016年11月23日 15時) (レス) id: 4bcd64730c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっちゃん先輩 | 作成日時:2016年2月20日 19時

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