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「俺のせいって…どういうことだよ?」


薮が困ってる
眉毛ハの字になってる
何ならちょっと怒ってる…?


俺に馬乗りになってたけど離れようとするから、慌てて腕を掴んだ。


「やぶが…いきなり髪の毛染めるからだろぉ…」


「…へ?」


もはや支離滅裂もいいとこだ。


「…何で…俺が髪染めちゃだめなの」


もう頭の中はぐちゃぐちゃで、こんな顔見られたくないって両手で顔を隠した。


「…だって…そんなカッコ良くなるなんて聞いて…ない」


「はぁ?」


薮が、俺の顔を覆ってる手を剥がす。


「いのお…?」

「…」


「…もしかして…ドキドキしてたの…?俺に…?」


「し、してないっ!!」


再び両頬を大きな手で包まれる。


薮の顔が近づいてくる。


やばい、カッコいい
何で?
昨日までの薮とおんなじな筈なのに
ここにいるのはいつもの薮なのに


「…ん…」


二人の唇がそっと重なる。


ああ


よく知ってる、俺の大好きな薮のキス。

目を閉じてしまえば

いつもの薮のキスじゃん─────




目を開けたら


ふにゃっと微笑む、俺の大好きな人。


「…何かごめんな。そんなに驚くと思わなくって」


「…俺も…何でこんなドキドキしたのかわかんない…」


「笑 してたんじゃんかよ」


髪を優しく撫でてくれて、額にキスしてくれた。



あぁ…思い出した。



前に…薮が金髪にした時、ツアーの衣装も相まって

『王様』みたいだなぁって思ったんだ。


金髪なのに、チャラいどころか

絶対的な『王様感』で


そういやあの時もあまりのカッコ良さに俺の心臓もつか!?ってくらいドキドキしたんだった。



「…もっかい、ちゅーして」


「…その続きもしていい?」



王様が戻ってきたお祝いだな。


「…いいよ…」


薮が再び覆いかぶさる。


首筋にくちびるが触れた。


「あ…ん…」


今夜は王様にすべて捧げよう。



fin.

カッコ良すぎて困ります 1→←2



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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 萌えましたか!嬉しいです♪ 青さんは恥ずかしがり屋さんなのでその場で言えないかな〜と、ラストああいう風にしました(^^) (2019年11月1日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ラストに萌え!wぜひともその場所で言ってあげてください!言えるかわかんないけどww←コメ欄で何言っちゃってるかな;失礼しました; (2019年11月1日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» レスで送るの忘れました!改めて失礼しますw 何食わぬ顔して青さんにベタ惚れな帝王様♪ にやけて頂けて嬉しいです! 水色さんに寄っちゃうのすごく解りますよww (2019年9月27日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 帝王さまベタぼれですね♪この後を想像してにやけてしまいましたwww可愛いさが増してく伸び始めも好きです(///∇///)(あっ、水色さん寄りに汗) (2019年9月27日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» お返事遅くなりました!ありがとうございます!黄緑さんの銀髪一瞬でしたね…でもホント素敵でした(> <)冬くんと並んだら私きっと倒れます笑 (2019年7月15日 23時) (レス) id: 43f497f4b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作成日時:2019年6月15日 21時

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