検索窓
今日:32 hit、昨日:19 hit、合計:114,134 hit

2 ページ16

yb side



「……」


布団の中が温かいのと、ふわっと香る良い匂いで目が覚めた。

顎の辺りに柔らかい髪が当たる。くすぐったい。


涼介は俺の腕の中でまだ眠っていた。


俺にぴったりくっついて、とても穏やかな寝顔が目に入る。



しかし最近無いくらいの、驚くほどスッキリした目覚め。


「…抱き枕効果ってこんなにあるのか…」




外がもう明るかったので時計を見たら、まだ6時だった。



しっかり目覚めてしまっていたものの、まだ可愛い恋人は腕の中で熟睡してるので、その寝顔を見つめる。


綺麗に伸びている長い睫毛は、目を閉じていても整っている顔が想像できる。


そっと、頬に触れてみると、映画の役柄で少しこけてしまっているが、いつもの柔らかい肌だった。


寝顔をしばし堪能していたら



「ん…」


お姫様(←って言うと怒るんだけど)の目覚めだ。


「やぶちゃ…」

まだ焦点の定まらない目が俺を見つめる。


「おはよ。涼介」


ようやく状況を把握した涼介はふわっと微笑み

「…おはよぉ」


「まだ6時だから、もう少し寝ててもいいぞ?」


「…そんな早いの…? 」


と言いながら、俺の首に腕を回してきて、より身体と身体がくっつくので、ちょっとドキッとした。


「涼介…?どした?」


「んー…やぶちゃんにくっつきたい」



か…


可愛い…!!!


寝起きってだけで可愛いのに←

くっつきたいだと!?



涼介が足も絡ませてきた。
おい…涼介さんよ…そんなくっつかれると…



何て考えてたら、涼介の綺麗な顔が目の前にあった。


次の瞬間、俺の唇は涼介のそれにふさがれた。


「ん…っ」


俺の唇が少し開いたのを逃さず、涼介は舌を差し込んで俺のと絡めて来た。


「ん…ふぅっ…」


「んぅ…はぁっ…」


いつの間にか主導権を握った俺は、涼介の口内を攻めまくって、そろそろ限界かな、と唇を離した。


「はぁっ…はぁ…はげし…っ…」

「はっ…おまえが…始めたんじゃん…」


唇は赤く濡れて、頬も染まっている涼介に、朝だというのに理性は何処かへ行ってしまった。


涼介も同じだったらしく



「薮ちゃん…シよ…?」



断る理由もない。


OKの合図にもう一度唇を重ねてから、
自分でも驚くくらい優しく優しく涼介を抱いた。



いつもの薄暗闇の中で乱れる涼介はとても妖艶だが、今この明るい空間で乱れる涼介はただひたすら美しく、そして儚さもまとっていた。

3→←優しい時間 1 ( ×ym)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (152 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , yb×in
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 萌えましたか!嬉しいです♪ 青さんは恥ずかしがり屋さんなのでその場で言えないかな〜と、ラストああいう風にしました(^^) (2019年11月1日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ラストに萌え!wぜひともその場所で言ってあげてください!言えるかわかんないけどww←コメ欄で何言っちゃってるかな;失礼しました; (2019年11月1日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» レスで送るの忘れました!改めて失礼しますw 何食わぬ顔して青さんにベタ惚れな帝王様♪ にやけて頂けて嬉しいです! 水色さんに寄っちゃうのすごく解りますよww (2019年9月27日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 帝王さまベタぼれですね♪この後を想像してにやけてしまいましたwww可愛いさが増してく伸び始めも好きです(///∇///)(あっ、水色さん寄りに汗) (2019年9月27日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» お返事遅くなりました!ありがとうございます!黄緑さんの銀髪一瞬でしたね…でもホント素敵でした(> <)冬くんと並んだら私きっと倒れます笑 (2019年7月15日 23時) (レス) id: 43f497f4b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ましろ | 作成日時:2019年6月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。