３６話・in.モニタールーム ページ38
···氷結の範囲攻撃がこない
いやまあ、そりゃそうか
別に舐めてたわけではないんだが、なんとなく轟の個性に頼ってくると思い込んでいた
やっぱり情報も足りてないな
あの二人がどう考えて動くのか
俺は全然知らない
今後は気をつけよう
···もう１分は経ったかな
ここらでいいだろう
消していた気配を一瞬だけ戻し一呼吸
そうしてまた気配を消す
逃げ切りは始めから考えていない
あくまでもヒーローを捕らえる算段でいく
今の俺は敵だからな
暗殺者として動いても、文句を言われる筋合いはないだろう
オールマイトside
「先生、あれあり何ですか⁉」
「屋上とか···マジかよ」
生徒達が困惑の声をあげている
けどな少年少女達よ
私も結構困ってるんだ‼
これ、屋内戦闘訓練なんだよ
でも、ルール上の問題、ないんだよ
屋上ダメッて言ってないし、どうすれば···
「先生？」
「···ルール違反はしてないから、ギりセーフ‼」
「オッケーなんだ!」
「轟と障子どうすんだろな」
ああ
先生って難しい
「お、ヒーロー組動いたぞ」
モニターに目を向けると、轟少年と障子少年がビルの中を駆けていくところだった
屋上に千葉少年がいるということはもう気づいているのだろう
訝しげな表情をしながらもまっすぐ上へと向かっていた
そして、二人が3階への階段に足を踏み入れた瞬間
BOOM‼
轟音が鳴り響いた
｢｢｢うおおおお⁉⁉｣｣｣
「爆豪かよ⁉」
「音デカッ!」
恐らく罠が仕掛けてあったのだろう
威力は大したことはないがこの音が問題だ
地下にいる我々にもここまで聞こえるとなると、至近距離で聞いた二人には大ダメージだろう
障子少年への対策かな？
にしてもこれは···
「容赦なさすぎでしょ···。ウチも個性で耳がいいからわかるけどさ、不意討ちでこれはかなりキツいよ」
「先に言われた···」
「え？」
「いやなんでもないよ!」
相手の弱点をしっかりとつけている判断力はすばらしい
あの少ない情報の中から弱みを見つけた観察力も評価するべきだ
だが、この後どうするのか
個性や戦力を見れば千葉少年は圧倒的に不利だ
罠を仕掛けるだけで勝てないだろう
そう思って屋上のモニターを見たが
「あれ···？千葉いなくね？」
「ホントだ、どこ行った？」
さすがにこういうのは予想してなかった
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printemps(プランタン)(プロフ) - 大丈夫ですよ！もち、待ちますとも！早うその問題が解決する様願っています。 (2020年5月7日 6時) (
レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
鳴(プロフ) - 一年でも何年でも待ってます。問題が早く解決するといいですね。 (2020年5月7日 3時) (レス) id: 54dc058908 (このIDを非表示/違反報告)
神崎さん(プロフ) - とても素敵な作品で何度も繰り返し読ませていただいております。続きが楽しみな気持ちもありますがまずはヴァニタス様のリアルでの生活が何よりも大事だと思っているので気長にここでお待ちしてます。お体に気をつけて。いつまでも待ってます。 (2020年5月7日 2時) (レス) id: a37a3c8e5d (このIDを非表示/違反報告)
ヴァニタス - 文ストのポオ君推しさん» コメントありがとうございます！返信遅くなってすみません。文章褒めてもらえるとすごくうれしいです！ (2020年5月7日 0時) (レス) id: d17f0b1875 (このIDを非表示/違反報告)
文ストのポオ君推し(プロフ) - 千葉君視点の小説…悪くない。てか、文章がすごく読みやすいです。 (2020年5月5日 0時) (レス) id: 184bdcfa18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴァニタス | 作成日時：2019年9月16日 2時
