【d!】リンカーン白書！【2】

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「感想見る感じ悪くなかったやないか！」

そこにはトントンくんの前で正座している件の3人

「あんだけ媚びといて悪かったら逆にやばいやろ」
「見てたの！？」
「おかげで皆さんの本当のリアクションが分からなくて困ってるんすけど」

トントンくんの横にいるショッピくんが付け足す、

私とコネシマはと言うと遠く離れたソファに座っていた



コネシマは先ほどから叱られている鬱くんがお気に召したのか隣でずっとクツクツと肩を揺らしながらこちらをバンバンと叩いてくる、同意してほしい時の癖だ


確かにいつもの姿からは想像つかないくらい肩を下げてしょんぼりと小さくなっている彼はレアで面白い


頷くといよいよ耐えきれなくなったのか私にもたれ掛かって笑い転げ始めた
肩や腕にぶつかってくる金髪の後頭部が重い


説教モードの邪魔にならないように彼自身手で口を塞いでいるが、尚そこから漏れる笑い声が静かな室内をさらに滑稽にしていく


部屋にいる面々がこの男の笑い声につられ肩が震えている(特にショッピくん)


これでは説教も反省もあったもんじゃない

「…買い物行ってきます、」

彼の腕を手にとり、もう片方の手で挙手をするとトントンくんが無言で承諾してくれたので爆笑男を引き摺るようにして部屋を出る


________

「あー、やばい、さすが大先生やな！」

イヒヒと悪魔みたいな笑い声を未だに出しながらスーパーで籠を持つコネシマ、そこに飲み物を詰めていく

静かに長い長い笑いの余韻を消化している男を横目にトントンくん用の栄養ドリンクも入れる
あとはグルちゃん用にお菓子かな

「もう、コネシマも仕事ちょっとやってよ」
「やっとるやん、ちょっと」
「…ほんとにちょっとね」

仕事数はメンバーの中で1番少ない
まぁ本人は当初からそのつもりだったので責めはしないけど

数回タップして、設立当初から一回も更新されていないコネシマのインスタをみる

「こういうとこに写真あげるとか」

ファンがいるって知っちゃったんだよ、


その言葉にコネシマがきょとんとする
「ええで？今撮る？」

眼鏡をかけて、Tシャツにジャージを羽織っただけのラフすぎる服装

私にとっては見慣れている光景だが、更新を待っていくれているファンに対する投稿には…

「ちょっと違うかな…」
「ようわからん」

ロボロくんのインスタを開く、彼は更新頻度が高い

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