ぷりんすなお姫様 ２【すとぷり】

＊ ページ38

切った食材をお鍋に入れて
火をつける。

今日はダイニングじゃなくて
こたつで温もりながらご飯食べまーす！

A「…そろそろ食べれそうだね？」
ころん「ジェルくん毒味」
ジェル「うんわかったー」

ジェルくんはお箸でネギを取った。

ジェル「…俺だけ食べていいの？」
ななもり「いーよ」
ジェル「…」

ゆっくりと箸を口に運んで
ふにゃんと笑う。

ジェル「あったか…」
るぅと「食べれる？」
さとみ「いけそう！食っちゃえ！」
莉犬「食お食お！」

いただきます、も早々にみんなで鍋をつつく。

A「はふはふ…」
莉犬「あっふ」

「「「んまい〜〜」」」

ぽかぽかのこたつと
あつあつのお鍋が

冷えた私達の体を温めてくれる。

こーゆーの、めっちゃいいよねぇ…

だから冬を嫌いになれないんだよね。

ころん「お酒ないの？」
ななもり「買ってこなかったっけ？」
さとみ「あ、買ったじゃん！」

ちゃんと冷蔵庫に直しましたよ、未成年の私が。

さっきのレジ袋、なんであんなに重かったのか不思議で中身全部出したら

お酒の缶がいっぱい入ってたんだよね。

A「飲む人ー？」
ころん「はーい」
さとみ「はーい」

あれ、みんな飲まないの？

なのにこんな量買ってきたの？

A「お酒買ってくる量間違えてない？」
るぅと「それジェルくんがテキトーにかごの中に入れてたの」
ジェル「俺じゃないよ！」
ななもり「いやおめぇだろ」
莉犬「飲まねえくせに入れてたんかw」

やっぱりこの人たちに買い物行かせたのが馬鹿だったわ。

A「レジ通す前にわかるでしょ？」
ころん「僕たち飲むからいいじゃん」
さとみ「うんうん」

A「余ったやつ家の冷蔵庫に入れとくの？」
莉犬「未成年の家の冷蔵庫の中身全部酒なのやだなーw」
A「私もやだよ」

ころちゃんとさとみくんが飲む気満々でも
この量のお酒は全部飲めないでしょ。

飲めたとしても絶対二人ともトイレこもるわ。

A「余ったのジェルくんに持って帰ってもらうよ」
ジェル「え、いらん」
A「無理」
ジェル「俺も無理」
A「いや無理」

無理無理言い合っているうちに
みんなのお腹はぱんぱんに。

ななもり「じゃあ俺ら帰るね〜」
A「お土産」
ジェル「無理」

強制的にお酒の入ったレジ袋を渡す。

るぅと「ご馳走様でした〜」
さとみ「あはは〜w」
莉犬「酔っ払いは任せて」
ころん「任せて」

みんなが居なくなると部屋が急に寒くなった。

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

お鍋/完

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