ぷりんすなお姫様 ２【すとぷり】

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るぅと「……」

なんだよその目。

そんな見ないでよ。

え、え、なに、ほんと。

瞬きもせずに
じいいいいっと私を見つめるるぅとくん。

A「な、なに…//」

そんな見られたら照れるじゃん。

るぅと「いや僕も同じ気持ちだったんだけど」
A「ええ、」

るぅと「作業全く集中できない…」
A「私そんなに見てた？！」

るぅと「あのね、こぉんな顔してじいいいって見られてたら作業進まないよ」

眉間にシワをよせて
すっごい顔をつくるるぅとくん。

A「だってすることないもん」
るぅと「えー、そっかあ…」

るぅと「この部屋から出なかったら何しててもいいよ、じゃあ」
A「何もないじゃんこの部屋…」

いや、あるわ。

あんなところに素敵なギターがね。

るぅと「Aギター弾けんの？」
A「めっちゃうまいよ」

弾いたことないけど。

るぅとくんがいつも弾いてるみたいに、
弦を少し弾(はじ)いてみる。

A「お、」
るぅと「……」

A「ふうううっ！」

じゃんじゃかじゃんじゃか
ギターを鳴らす。

るぅと「弾けてないじゃん！ねえ！」
A「弾けてんじゃん」
るぅと「どこが！w」

私の後ろに回ってきて
まず持ち方から指導される。

覆いかぶさるようにされて
るぅとくんの心臓の音がすごく伝わる。

あれ、なんか、鼓動がはやい。

るぅと「…はい、弾いてみて。ここ抑えて」

A「……ん！」

教えてもらった通りにすると、
ちゃんときれいな音色が出た。

るぅと「そろそろご飯にする？」
A「お腹空いてない…」
るぅと「でも僕ら今日一日何も食べてないよw」
A「まじか…」

A「冷蔵庫からっぽ」
るぅと「あはは…」

録音室に篭ってたから気付かなかったけど、
実はもうすぐ深夜らしい。

A「コンビニにする？」
るぅと「僕買ってくるからAお風呂入ってて」
A「ありがと」

お風呂を借りて出てくると、
ちょうどるぅとくんも帰ってきた。

静かにいただきますをして
完食すると、
もうすっかり日付が変わっている。

るぅと「ベッド使っていいよ」
A「一緒に寝ないの？」
るぅと「寝るの？！」
A「みんなとは一緒に寝たよ…？」

ありえない、と言いたげな顔。

るぅと「じゃあ僕作業終えたら布団入りに行くから」
A「待ってるね」

私は一人でベッドに入る。

るぅとくん嘘ついてたから
一緒に寝れるの朝方だろうなあ。

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

伝説のコラボ/完

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